午前中はいつも通り授業をして、午後には会議が2つ。(1つは短く、1つは長い!)でそのあと、短いほうの会議をしたのと同じ部屋で、忘年会とあいなりました。
生田キャンパスは緑に恵まれ、ある種(ってどんな種?)の「パラダイス」を形成しているのですが、難点もあります。それは、近場に適当な飲み屋が僅少なこと。特に、総合文化教室14人(プラスゲスト)を受け入れ可能な店となると…… で、会議室忘年会となるわけです。
でもわたしは、会議室忘年会が嫌いじゃありません。その理由は、まず、安いこと。(会費は2000円ポッキリ!)それに、お店の喧騒がないので、話しやすいこと。そしてもちろん、なんといっても気楽なこと。
無口なわたし(?)以外は、おしゃべりな先生たちが揃っていて、しかもみんなお話が上手なので、これを聞いているだけでも十分楽しめます。たとえば……
中国の「都市」といえば、それはやっぱり北京。なぜなら北京には、ユーラシア大陸の人やモノが流れ込んでいて、しかもそれは千年以上続いており、層の厚い混沌を形作っているから。じゃあ上海は? あれはヨーロッパから見たNY。若くて元気だけど、混沌そのものもまだ若い。
東京オリンピックの前は、線路に向かって立ちションをする人がとても多かったけれど、大会後、その数は激減した。
ロンドンの食の貧しさは有名だけれど、もしかの地でおいしいものが食べたかったら、インド料理かレバノン料理を選ぶべし。
フランツ・ヨーゼフⅠ世は、とても早食いで、一緒に食べる側近たちは困っていた。
……なんとまあとりとめのないことばかりですが、宴席ということで……
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今日左右社から、京都新聞と日本海新聞の切り抜きが送られてきました。わたしの大好きな詩人、川口晴美さんが、『東京詩』の書評を書いてくださっていました。う~ん、望外の幸せとはこういうことでしょうか? しかも、とてもきっちり読みこんでくださっていて、ありがたいことこの上なしでした。川口さんに、感謝…… (日曜のワークショップ参加者の皆さん、その時にこの書評のコピーをお配りしますね。)
※画像は川口さんの詩集、『lives』。この詩集、とても好きです。