2016年7月25日月曜日

Un Français と『憎しみ』

きのう Un Français のことを書きましたが、
少しだけ追加の感想を。

この映画は、スキンヘッズのことを描いていたわけですが、
フランス映画史上、スキンヘッズと言って思い出されるのは、
やはり『憎しみ』の、
あの3人ともめたワカモノたちでしょう。
カソヴィッツ自身も演じた男は、
ヴィンス(V.カッセル)に殺されかかったのでしたね。

そして、

『憎しみ』が1995年公開で、
Un Françaisの冒頭が1994~5だということは、
おお、ぴったり時代が合っています。
彼らは、彼らだったのかもしれません。

とはいえ、場所の問題もあります。
『憎しみ』は、シャントルー=レ=ヴィーニュ。
Un Français は(おそらく)ポワシー。
おお、隣です!

この2作の繋がりを感じさせるものが、
もう1つあります。
それは、ミケランジェロの「アダムの創造」です。


この絵は、両者に登場するんですが、
Un Français のほうでは、絵の上に、もちろん白ペンキで、
White Power
と殴り書きされているのです。
監督が、『憎しみ』を意識しているのは、
ほぼ間違いないと思います。
探せば、きっともっと見つかるでしょう。