先週だったか、新聞で、インド最大財閥・タタグループの記事を読みました。
タタグループと言えば、例の世界最安車「ナノ」を開発し、
話題になりましたね。
このタタグループ、創業以来140年以上、
ゾロアスター教徒であるタタ一族が率いてきたそうなのですが、
ここにきて、教徒以外の後継者も認める動きが、
と記事は伝えていました。
ゾロアスター教と言えば、鳥葬を思い出します。
子供の頃、初めて鳥葬のことを知った時は驚きでした。
ムンバイの郊外には、
ゾロアスター教の教徒以外近寄れない場所があり、
そこでは最近まで鳥葬が行われていたそうです。
そしてこのタタグループの経営陣、
平均報酬は約2000万円弱。
これは、あのゴールドマン・サックスなら、平社員より少ないはず。
「社会の資源を利用して得た利益は、社会に返す」
これがタタグループの哲学だとか。
ゾロアスター教は、紀元前12C.頃に登場し、以降、
ササン朝ペルシャの時代には栄えましたが、
7世紀以降、イスラムと入れ替わるように勢力を弱めました。
でも……
今日の冒頭の写真は、サン・ドニ駅近くの、本やCDを扱うお店です。
なんてことないんですが……
店名が、AVESTA。そうです、ゾロアスター教の聖典の名前なんです!
これに最初に気づいたのは、マダム中村です。
彼女がいなければ、見逃していたでしょう。ありがたや!
で、ついでに、と言ったらなんですが、
彼女が参加している本をご紹介しましょう。これです!
http://shumpu.com/archives/3103
この本の装丁は、
『世はいかにして昭和から平成になりしか』
も担当してくださった、タモンさんです。
世間は狭いですねえ。
では、今週も張り切っていきましょう!