さてこうして一年も押し詰まってくると、
毎年恒例のお楽しみといえば、
「現代詩手帖・年鑑号」
です。
税込3000円するんですが、
今年の代表作が150篇、
アンケート、
そして多くの論考が掲載されているので、
むしろお安いとも言える気がします。
たしかこの年鑑号については、
去年も、一昨年も、
ここで取り上げた記憶があります。
そして!
わたしにとって予期せぬ喜びだったのは、
詩人にして細胞生物学者という田中庸介さんが、
その年間展望、
「旅と自由とファクチュアルな詩のゆくえ」
という興味深い文章の中で、
『きみのスライダーがすべり落ちる その先へ』にも触れてくださったことです。
紙媒体で言及されたのは、これが初めてです。
実は今日、風呂でこの年鑑号を読んでいて、
突然「スライダー」が目に入ったときは、
思わず本をお湯に落としそうになったのですが、
考えてみれば、
去年年鑑号を読んできたときは、
自分で詩集を出すことなどほとんど考えていなかったので、
不思議と言えばほんとに不思議な感じです。
田中さん、ありがとうございました!
*田中さんが発行人をつとめる詩誌、「妃」です。
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