ジャック・フェーデ監督の
『女だけの都』(1935)
を見ました。(アマプラ)
これも、前回同様、
『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』
で紹介されていた映画です。
これなら、まずは女性映画だし、
わたしにとっては懐かしのジャック・フェーデだし、
院生にとっては、
「詩的リアリズム」の実作例として勉強になるし、
1粒で3度おいしいのでした。
映画が発明されてからまだ40年という段階なのに、
時に、ハッとするようなショットがあったり、
のちのフィルム・ノワールを予告するような影の使い方があったりと、
それだけでも新鮮でした。
また、
女性たちが賢く、行動力もあり、楽しむことを知っているのに対して、
男たちのダメぶりが気持ちいいほどでした。
(スペインの公爵は、なかなか立派ですが。)
古い映画の中に、
「今」の芽を感じるのって、
いいなあと思いました。