2014年3月23日日曜日

「ふらんす」4月号、発売!


毎年のお楽しみ、
雑誌「ふらんす」4月号が発売されます。
(アマゾンでは、明日からとなってます。)

4月号は、1年分のCD もついて、
いつも「やる気満々!」です。
春だし、
やっぱり何かを始めるなり、
リセットするなり、
とにかく「スタート!」するにはいい季節でしょう。
目次はこちら。

https://www.hakusuisha.co.jp/france/

今回の4月号では、
わたしも、若き友人中村さんと、
対談をさせていただきました。
中村さんとは、
一緒にパリやブリュッセルを歩き回ったことが、
とても強い思い出です。

http://mangrove-manglier.blogspot.jp/

タイトルは、「フランス語という船に乗って」。
そうです、この船に乗ってできる、
こんな楽しみ、あんな面白さを、
読者の方とシェアーしたい一心で話しました。

そして今月の「対訳シナリオ」は、
A.ケシシュ監督の注目作、
『アデル、ブルーは熱い色』。
なんと監督へのインタヴューも付いています。
わたしの書いたものでなんだか申し訳ないですが、
ケシシュ監督の作品と言えば、こんなのがありました。

http://tomo-524.blogspot.jp/2013/01/la-faute-voltaire.html

http://tomo-524.blogspot.jp/2011/04/la-graine-et-le-mulet.html

あとは『身をかわして』も重要作ですね。

もちろんこれ以外にも、
刺激的な文章が満載で、
しかもCD 付きで1000円ですから、
これはお安いと思います。


そういえば、時々、
「言葉なんか手段なんだから、
さっさと身に付けてしまえばいい。
それを使って何をするかが問題なんだ」
と、
あっさり言い切ってしまう声を耳にします。
でも、これにははっきり違和感を覚えます。
たしかに、それを使って何をするか、は大事です。
そこには楽しみもあるわけですし。
でも、言葉を勉強していくのは、
それ自体とても楽しいし、発見に満ちた体験です。
「手段なんだから」
といういい方には、
言葉への愛が欠けていると感じます。

その点、
この雑誌「ふらんす」は頼もしいです。
言葉そのものの勉強の楽しさも、
それを使う喜びも、
どちらもよ~く分かってらっしゃる。
そういう雑誌です。

4月号、明日です!