アマプラで見かけた映画、
『ハイ・ヒート その女諜報員』(2022)
を見てみました。
見始めた理由は単純、
主演がオルガ・キュリレンコだったからです。
彼女の出演作は多くみてきて、
アクションのできる俳優なので期待しているんですが、
なんというか、今ひとつ「いい映画」に当たらないなあ、
と常々思っています。
でもやっぱり期待はしてるので、見ちゃうわけですね。
この映画、話は恐ろしく単純で、
場所も1つ、時間も一夜のみ、
なんと「三一致の法則」に則っているのでした。
その「一夜」は、ある夫婦がパリにレストランを開業した夜で、
妻はシェフ&オーナーで、夫は共同経営者です。
が、実は、
夫はマフィアに多額の借金があり、
その夜、取り立て屋が踏み込んでくるのです。
一方妻も、実は元KGBの諜報員。
夫婦はこの秘密を、お互い相手に言っていませんでした。
とはいえ二人は、結局、レストランを守るために行動に出ます……
いいキャラだと思ったのは、
KGB時代、オルガの同僚だったミミという女性です。
(演じるのはケイトリン・ダブルデイ。)
彼女は、オルガが逃走したおかげで、
かなり厳しい立場に追い込まれた過去があります。
そんな中オルガは、
どうしようもなく、
随分長い音信不通の末に、
ミミに助けを求める電話をするのです。
この「三一致」の映画を引き立てているのは、
間違いなくミミだと思います。
目立たない、単純なB級作品とも言える映画ですが、
わたしはおもしろくみました。