「上巻」について、あまり「事件」は起きない、
と書きましたが、「下巻」はかなり色々起きます!
「上巻」は、そのための準備だったようにも見えてきました。
で、まあそれなりに長い小説を、最後まで読んだわけですから、
決してつまらなかったということはなく、
やはり「読ませる」作品であるのは疑いないと思うんですが、
「下巻」のさらに後半は、
やや読むのが辛かったです。
とはいえもちろん、魅力的な文章だし、
これは評価しないわけにはいかないですが。
そしてそもそも「芸術」は、
楽しいばかりのものではないので、
この「辛さ」はむしろ、味わうべきものなのでしょう。
この小説、フランスでは2022年に発表されているので、
すでに多くの書評が出ています。
いろんな評価があります。
まあ、期待値も注目度もとても高い作家なので、
どうしてもいろんなコメントが出てきます。
わたしも、「弱点」を指摘できないわけではないですが、
美点は、それよりはるかにたくさんあると感じました。


















