見に行った当時の院生からもいろいろ聞いて、
何か合わない気がして遠ざけていた
『落下の解剖学』
すごく遅ればせですが、
たまたまアマプラで出てきたので、
勢いで見てみました。
原題は Anatomie d'une chute。
「落下」には、une が付いています。
英語のタイトルは Anatomy of a Fall です。
最初に思ったのは、
これってほんとに Victoria と同じ監督!?
ということでした。
ヴィルジニー・エフィラを起用した
『ヴィクトリアとベッドで』は、
フランス語版で流し見しただけですが、
とにかく、エフィラが出ている時点で、
もう今回の映画とはまったく違う雰囲気です。
(でもエフィラはセラピーを受けている刑事で、
よく見れば似てるはずなのかも。)
ほぼ予備知識なし見たんですが、
息苦しいほど緊密に作られていて、感心しました。が、
好きかと言われると、ビミョーです。
主演のサンドラ・ヒュラーは、
彼女が演じている人物は有罪なのかどうか、
繰り返しトリエ監督に尋ねたけれど、
監督は答えてくれなかった、というエピソードがありました。
これはおもしろい話だと思います。
そして「犯人」は……
ただこの映画は、謎解きの形を借りてはいますが、
ポイントはそこじゃなくて、
夫婦、親子、友人、愛人、など、
様々な「関係」のあり方の多層性、のようなものだと感じられます。
その意味でこそ、この映画は成功しているようです。
1つ、ショパンの「24の前奏曲」の第4番が、
アレンジされた形で流れるんですが、
これ、なかなかいいと思いました。






















