2008年5月20日火曜日

Corneille コルネイユ でフランス語


今は昔、最初に覚えた英語の歌は、We shall overcome. これを(カタカナだけで!)覚えたときは、まだ小学生だったので、後になってこの歌の背景に公民権運動などがあったことを知ったときは、なんとなく申し訳ないことをした気がしました。

その後、英語で覚えた最初の歌は、あまりにベタで恐縮ですが、Yesterdayでした。東京郊外の中学生には、その当時のヒットソングを見つけてくるという芸当はできませんでした。

さて、なぜこんな話? かと言うと、外国語を勉強するとき「歌」を利用するのは、やはり選択肢の1つとして有効だと思うからです。(NHK講座のほうでも、7月からは、レナさんによる「歌のお姉さんコーナー!」が始まります。童謡を中心にしたレナさんの歌、かわいいですよ!)

で今日は、フランス語で歌う歌手を1人紹介したいと思います。彼の名は、Corneille(コルネイユ)。そう、あの劇作家と同じ名前です。 わたしが彼を知ったのは、暇つぶしに

http://fr.music.yahoo.com/musicvideos/genrehub.asp?genreID=7318648   ←無料です

で適当に曲を選んで聞いていたときでした。その甘い声やメロディーも魅力的でしたが、驚いたのは、彼が10代のときに、両親をあのルワンダ大虐殺でなくし、彼自身もなんとか難を逃れてドイツ、そしてフランス、カナダへと生き延びたのだ、という事実でした。(『ホテル・ルワンダ』に描かれた、あの事件です。)

当時、Corneille のCDは日本では未発売で、輸入版もない状態でした。ただそこはわれらの強い見方、アマゾン・フランスのおかげで、簡単にCDは手に入りました。やはり、いいものでした。とにかく1曲、こんなのはどうでしょうか? you tube です。

http://www.youtube.com/watch?v=Ce30bQ5AWeI

you tube になら、Corneille の画像はたくさんアップされていますが、上に挙げたものは、フランス語の歌詞がテロップで表示される「カラオケ仕様」なので…… そう、フランス語の勉強にもなります!

Corneille は去年、ついに日本版を発売しました。ただしこれは英語版なので、フランス語の勉強用なら、デビュー版か2枚目を買うことになるのですが、今はもうアマゾン・ジャパンで買うことができます。フランス語オベンキョー中のみなさん、まあだまされたと思って、上のyou tube だけでもご覧になってください!

(最後に蛇足を1つ。Corneille の発音は、コルネイルじゃないですよ? 「母音字+ ille 」だから…… 「エ・ィユ」になりますね。)