2009年11月11日水曜日

それが突破口



昨日は朝8:20 に大学につき、夕方 6 時からの会議を終えて大学を出たのが 8:20 。おお、ちょうど12 時間大学にいました。(ただ、去年はそれが目新しかったのですが、最近はそうでもないですけど。)

さて、先週の2年生の時間には、またもや「子供新聞」にピンと来るものがなかったので、フランスの雑誌 ELLE のHP 上にあった、street style という、いわゆる街頭ファッション・チェックの記事を読みました。

http://www.elle.fr/elle/Mode/Mode-street-style/Street-Style-Comment-portez-vous-le-jean/(gid)/972967

こういう記事を授業で扱うのは初めてだったので、ちょっと学生の反応が心配でしたが、結果としては、悪い反応ではなかった気がします。いつもは白黒印刷でプリントを作るんですが、さすがにファッション記事で白黒もねえ、というわけで、カラー印刷の豪華版プリントです。

こういう記事だと、身近なファッションでいいかな? と思っていたわけですが、それよりも、むしろ写真に現れた「個人」、およびそのファションというある種の「個人情報」に、具体的な興味が湧いたようでした。つまり、いわゆる「今年の流行」のうような匿名性の高い記事より、こういう具体的&個別的ケースのほうが、ということです。

でもまあ、そうかもしれませんね。たとえばわたしたちがあるテーマについて知りたいと思う場合、その「概説」も悪くはないけれど、むしろそのテーマを具体的に生きている個人に接近することのほうが、入って行きやすい気がします。ラップが知りたい? それなら誰か一人、好きになれるラッパーを見つけること! ですね。

で、その授業がまた明後日です。さあ今週は、何を使おうかなあ??