2010年5月27日木曜日

歴史とエムリン


今日は、隣の研究室の清水さんとランチを食べました。
わたしは豚の生姜焼き定食(840円)です。大学からだと、
クルマで5分ほどのところなんですが、学食よりだいぶおいしいです。

清水さんは江戸期の儒学がご専門です。その分野、わたしはZEROです!
で、話しの背景にあるスキーム(っていう言い方でいいんでしょうか?)が
ちらりと見えると、ああそういう風に見えるわけね、と感心してしまいます。

わたしなどは、学生に「歴史感覚を!」などと言っている割には、
歴史は苦手。(受験だけは世界史だったんですけどねえ…… 涙)
なんとかおぼろげに感じられるのは、フランス革命のちょっと前くらいまで。
つねづね、たとえば神聖ローマ帝国についての菊池先生の本を熟読して、
もっと長いスパンをリアルに感じられるようになりたい、
とは思っているんですが……

で清水さんは江戸なので、これはフランス革命よりだいぶ前からだし、
むろんそこまでの流れもあるのでしょうから、わたしとは、
感じている「長さ」がだいぶちがうでしょう。いいなあ。

(ただ同時に、Il faut être absolument moderne. 
「絶対に現代的でなければならない(ランボー)」
っていう気持ちは、変わらないんですけどね。)

身近なことでいえば……
中国は13億人と言われているけれど、第2子で、
戸籍を持たない人もままいるようなので、
これは「最低でも13億人」という感じだろう…… ということでした。

(これはフランスの移民率に似てますね。一応8%なんていってますが、
これはもちろん登録してない人は含んでいない数字です。
ほんとうはどれくらいなのか、誰も知りません!)

そうそう、これはついこの前林さんに教えられたのですが、
1896年、例のリュミエール兄弟が開発した映写機が、
日本にも船で運ばれてきたと。そしてなんとその同じ船に、
日清政争の賠償金も積み込まれていたというのです!

う~ん、歴史の歯車は、こんな出会いを生み出すんですねえ……

         ◇

さて、今日の「今週の1曲」、いかがでしたか? いいでしょ、エムリン?
残念ながらYou Tube にはないんですが、
おお、batayam のブログにこんな技が!

http://batayam.blogspot.com/

これこれ。

このエムリンのCD(画像) は、
モントリオールのハイチ音楽専門店で買ったものです。
わたしがエムリンを買うと分かったら、
ものすごいBIG SMILE を見せてくれたお店のおじさん。
彼もエムリンの大ファンだそうです。