2014年11月16日日曜日

冬の俳句

このところ、めっきり寒くなり、
冬の気配がもうすぐそこ、という感じです。
冬の俳句といって思い出すものの一つに、


ケータイのあかりが一つ冬の橋     坪内稔典


があります。
今調べたら、2005年の作品で、
当時は新しい感じがしたものでした。が、
どうなんでしょう、
このごろは、むしろ「ケータイ」はやや古めかしい感じでしょうか。
学生で、スマホじゃなくケータイを持っている人って、
いるんでしょうか?
(まあ、探せばいるのでしょうけど。)

その点、この俳句、


らあめんのひとひら肉の冬しんしん    石塚友二


こちらは1999年の作ですが、
なにか、昭和からずっと保たれている感覚が、
今も有効な気がします。
らあめん、というのが、いいですね。