2013年7月3日水曜日

そういうゲームではない

1か月ほど前に、
1年生たちにブック・レポートを課し、
昨日それらに目を通したのですが……

ちゃんと時間をかけて読み、
丁寧に書かれたレポートももちろんあります。が、
中には、明らかに一部しか読んでおらず、
ずいぶん手を抜いたものもないわけではないのですね。
で、
今日は授業の途中で、
やんわりとではありますが、
彼らに伝えておきました、

今は「効率」が良いことが評価され、
それが追い求められる時代ではあるけれど、
大学で勉強して単位を取るということは、
最小の努力で最大の結果を出した人が勝ち! というゲームではない、
そうではなく、
たとえば同じ1単位をゲットするにしても、
敢えて遠回りしたり、迷ってみたりしながら、
わざわざ苦労する道を選んだ場合にこそ、
その単位は輝き始めるもの。
勉強(や仕事)は、効率とは相性が悪い……

まあどこまで伝わったかは疑問ですが、
聞いてはいたと思います。
遠回りがいいんだよ、若者たち!