大学関連の業務が宿題のように積み重なっていて、
もう、越年は避けられません。
Tant pis pour moi !
で、宿題から逃避(!)して、
アマプラで配信終了目前のこれを。
『ザ・クリミナル 合衆国の陰謀』(2008)
製作会社の倒産などがあり、
きちんと公開されなかったらしいのですが、
ふつうにおもしろい、というか、
いわゆる社会派の映画として、きっちりできていると思いました。
アメリカ映画の底力、と言ってもいいんでしょう。
女性記者が、
政府の極秘事項をすっぱ抜き、
情報元を明かせと迫られるのですが拒否。
その結果彼女は拘置所に送られ、
夫とも、幼い息子とも会えなくなり……
という物語です。
記者を、ケイト・ベッキンセイル、
追求する特別検察官をマット・ディロンが演じます。
記者の夫は、「フレンズ」のロス、デヴィッド・シュワイマーです。
で、この小説家の夫は、
親子の生活より自分の主義を優先させる妻に、
次第についていけなくなります。
そして息子もまた。
難しいです。
主義は一回の人生より大切なのか?
もちろん、多くの人が人生を選ぶ中で、
主義を選ぶ少数者が、社会を変えてもきたのでしょう。
どちらを選ぶのか。
正解はなく、
ただ、選択があるだけ…… なのでしょう。