2026年2月26日木曜日

責了

『フラ語入門』(決定版)、
ついに今日、校閲を終え、責了しました。
(明日の午後、1時間だけ、
編集者が最終チェックする時間がもらえるそうですが、
それで本当に終わりです。)
ここからは、印刷、製本、配本、
と続いていくわけですね。
(カバーや帯のインク選びも終わっています。)

3週間くらいで出来上がり、
4週間後には店頭に並ぶ流れです。
とはいえ、いつも思うことですが、
一人では何もできません。
感謝しつつ、完成を待とうと思います。
本自体は、会心のできです。


2026年2月24日火曜日

少しクールに

『フラ語入門』の「決定版」は、

少しクール

になったとオビに書かれています。
そうなんです。
ウォームなまま、少しクールにしました。
よく、「大幅改訂」されました、
という説明を見かけますが、
今回の「決定版」は、
「大幅」というより、「全面改訂」。
最初の赤字が入った原稿は、
もう実際は「赤」だけじゃなく「青」や「緑」も入って、
落書きみたいです。
(オペレーターさま、すみません!)
当初は、ちょっと刈り込んで、
みたいなところから始まったんですが、
どうせやるなら、10年後を見据えて、
というレベルの改訂をすることにしたわけです。
まあ、そうは言っても、
両方を目にする人はほとんどいないでしょうから、
その「差」は、気づかれないとは思いますが。

昨日、編集者と5時間打ち合わせして、
カバーの色校も出てきました。
くすみ感を持たせた、ちょっとシックで、
ちょっとフランス風のデザインにしました。
乞うご期待!

2026年2月17日火曜日

上級へ

初級から始めたテニス。
今は中級で、
春からは上級に上がれることになりました。
とはいえこれは、純粋に実力ではなく、
ちょっと事情もあるし、
実際中級には、わたしより上手い人もいるんですが。

ショットの1つ1つは、本当にまだまだで、
精度も高くなく、
いまだに正解すらわからない部分がいくつもあるんですが、
試合になると、わりと勝てます。
次の展開の予測が、少し得意なようで、
それだけがささやかな取り柄かもしれません。

この歳になって、
こんなにスポーツをするようになるなんて、
20年前は思いもしませんでした。

修士論文審査会

今日は、今年度の修士論文審査会がありました。
わたしの研究室からも一人、
ラース・フォン・トリアーの映画についての論文が提出されました。

論文提出者の中には、
多少荒削りでも、情熱がこもった「自分」の文章で書かれたものも、
その点に弱みがあるものもありましたが、
結局のところ、自分の好きな対象と向き合うのがいいと、
わたしは思っています。
以前、論文執筆が達者な若い優秀な研究者が、
好きな対象を書いてはダメだ、
自分の「理論」が展開しやすい対象を選ぶのがコツだ、
と言っていましたが、
わたしはそうは思っていません。
これは、「論文」を「書く」ことに対して、
どんな意味を込めていくのかについての、
根本的な姿勢の違いから来るのでしょう。

2026年2月12日木曜日

“追悼のヘルメット”

ウクライナのヘラスケビッチ選手。



「五輪メダルは幼い頃からの夢だ。
だが、全面戦争下の今、メダルより大切なものがある。
人々の命や亡くなったアスリートの記憶に比べれば、
メダルなど何の価値もない」

命を捧げた彼らを裏切ることはできない。
彼らの犠牲があったからこそ、私は今ここに立てている。
失格になっても構わない」

ウクライナにロシアが侵略を仕掛けてから4年。
4年……

2026年2月10日火曜日

『彼の真実、彼女の嘘』

ネトフリのドラマ、

『彼の真実、彼女の嘘』

を見てみました。
原題は HIS HERS なので、
もちろんニュアンスは違いますが、
考えられた邦題だと思います。

アトランタ郊外の小さな町を舞台とした、
連続殺人事件なんですが、
なんと言うか、
6エピソードの中に、
さまざまな要素が詰め込まれています。
まず、人種問題。
女子高校での「カースト」問題と、友情。
それに絡んで貧富の問題。
この辺りは、学園もの的な要素でしょう。
そしてクライム・ドラマ的要素。
性と暴力。
復讐。
夫婦関係の破綻した、白人男性刑事。
優秀なアジア移民系女性。
連続して殺される女性たち。
複数の容疑者。
そしてビジネス・ドラマ的要素。
ローカル局の、メイン・アナウンサーをめぐる女性たちのバトル。
キャスティング権のある男性との関係。
さらには、親子、母と娘、老い、などの要素も入れてあります。
また「ドラマ」として、
いわゆる「どんでん返し」を用意して、
うまくそこに着地してみせる……

と言うわけで、
かなりごった煮的作りで、
ただその中で、
「学園もの」がやや浮いているようにも見えたんですが……

なにか、ヒットしそうな要素を詰め込んで、
それなりにうまく処理しました、というドラマでした。
説明的な部分があるんですが、
その辺も、「大衆」に分かりやすく、という意図が透けて見えました。

2026年2月6日金曜日

「決定版」

あら、まだできてないんですけど、もう告知が!


ちゃんとできたら、
またご報告します!

『愚か者の身分』

ネトフリで1位の

『愚か者の身分』

を見てみました。

小説の映画化のようですが、
原作は読んでいません。
で、映画を見た感触は、
なんとも言えず日本映画だなあ、
という感じ。
1箇所、分かりやすく「ホラー」なのを除けば、
むしろウォームなところの多い映画で、
いい映画だと思うんですが、
画面に現れるもろもろ、
時間の流れ、
ドメスティックな閉じた感じ、
俳優の演技、
それらすべてを方向付けたであろう演出、
どれもみんな、日本映画だなあ、という印象でした。
繰り返しますが、
いい映画だとは思うんですけど。

男たちのホモソーシャルな世界なんですが、
これも、女性監督だなあ、と感じる点がいくつもありました。
(悪いという意味ではまったくありません。)
「ホラー」があるのに、
世界は(本質的に)荒んでないんです。
そしてそこが、良さでもあるのでしょう。

2026年2月2日月曜日

『The Boys』リタイヤ

ダークなヒーローもので、
設定はなかなか興味深かった The Boys(アマプラ)
シーズン1は見終わったんですが、
シーズン2に入って少し見たところで、リアイヤしました。
ちょっと、テンポが遅すぎるのと、
先を見たくなるような謎の仕掛けが弱い、と感じました。
俳優たちも、いいなと思っていた人が死んでしまったり。

で、
とりあえず

『端くれ賭博人のバラード』(ネトフリ)

という、コリン・ファレル主演の映画を廻始めたんですが、
こちらは15分でリアイヤ。
なんの新鮮味もなく、楽しさもない。
少なくとも最初の15分はそうでした。

そして今は、

『彼の真実、彼女の嘘』(ネトフリ)

というドラマを、恐る恐る見始めました。
今第1話が終わり、とりあえず第2話には進みます。
本当は映画にしたかったんですが、
まあ、いいでしょう。
見てみましょう。

2026年2月1日日曜日

飽和

「ニュース」は、相変わらず毎日見ています。
「フランス2」「ZDF」「アル・ジャジーラ」……

いわゆる「情報飽和」。
トランプらはあえてそれを仕掛け、
人々に思考させないように、
思考する間を与えないように、
これでもかと新しい状況を生み出し、情報を出し続け、
その情報の正誤が見極められないうち、
次の状況、次の情報が押し寄せてくる。
そんな暇はない、と言っていた人間が、
突如暇になったのか、自分(たち)都合で選挙を始める、
無駄なセリフで軋轢を深め、
宗教団体との繋がりは問われず、
社保逃れは問われず、
ベネズエラでの殺人も、
ミネアポリスでの殺人も問われず、
ICE の膨大な予算も、
ガザで隠れて続く非道も問われず、
毎日死者が出るウクライナでの犯罪も問われず……

いや、問うている人たちはいます。
問い続けている人たちはいる。
飽和させられないようにすることは、
本当に難しいけれど。

 『Rip』

お馴染みの、ベン・アフレックとマット・デイモンのコンビによる、

『Rip』(2026)

を見てみました。(ネトフリ)
二人以外に、『ミナリ』のスティーヴン・ユアン、


そしてわたしには、授業でしょっちゅう使う、
「16区を遠く離れて」(『パリ、ジュテーム』)の、
カタリーナ・サンディノ・モレノも出演しています。
この4人に、テヤナ・テイラー
(『ワン・バトル・アフター・アナザー』で見たばかり)
を加えたのが、マイアミの捜査チームです。
彼らか、麻薬カルテルの隠した大金を見つけるのですが、
この発見には、何重にも「裏」があります。

一気に、止まることなく2時間見たので、
「おもしろかった」のだと思います。
エンタメとしては、まあ十分なデキ、と言えるでしょうか。
「男」っぽ過ぎるし、深いということもないし、
カーチェイスも、ショットも、特に新鮮でもないし、
フィルム・ノワール的な影など、
あまりにわざとらしい使い方をしたりもするし……
でも「おもしろかった」となり得るのは、
物語上の、謎の出し方が上手いからなのだと思います。

また、Rip (安らかに眠れ)にも、
二重の意味があるようです。

そうそう、警察官ではない女性が出てきますが、
彼女を演じるのはサッシャ・カジェ。
『ザ・フラッシュ』で、スーパー・ガールを演じた女優です。