2012年2月10日金曜日

「キルトの家」


今日は、録画してあった山田太一のドラマ、
「キルトの家」(前編・後編)を見ました。

腑分けしたり、分析したりすることも、多分できなくはないけれど、
そういうことじゃなく、なんだか全体として、感動しました。
山田太一は1934年生まれですから、77歳なんですね。
わたしももう(とっくに!)ワカモノではなくて、
老境から発せられる、それでも瑞々しい言葉にハッとしたりホロリとしたり。

年齢と、そして3.11の経験を経て、
今回のセリフは、どこか、何かが違っていました。
いつもの山田節でありながら、
なにかが違っています。それが、
見ているものの胸の深くに木魂するのです。

いつか御隠居さんになったら、
山田太一の作品のDVD を揃えて、
ゆっくり全部見てみたいです。
それまでに、どんどんDVD化が進むといいなあ。

ちなみに、冒頭の場面は、(またしても)池上駅でした!