2012年2月27日月曜日

やっぱり


なんだか今日の東京は、まだ寒さが戻ったようでした。
そんな中、
図書館からリクエストした本が届いたと言うお知らせがあり、
午後から大学へ。
(学食のほかに、「麺処」という店があり、
今、「春の大サービス期間!」で、
通常250円の「きつねそばor うどん」が、なんと200円!)

そして通勤の行き帰りでは、
たくさんのたくさんのクルマを目にするわけですが、
クルマのデザインって、
たとえば服のデザインに比べると、なんというか、こう、
ヴァリエーションが少ないものだなあと感じてしまいます。
(まあ、服と比べるのはムリかもしれませんけど。)

わたしが独断的に分類するなら;

1) オジサン美学を体現する“カッコイイイ”タイプ
2) 都市的な、中性的な、バランス感覚のいいタイプ
3) スポーティーで、ちょっとオブラートに包んだ“イケイケ”感のあるタイプ
4) 家族向け
5) 軽自動車

日本車の、やや値の張るものは、ほとんどみ~んな 1) じゃないでしょうか。
VWや、peugeot や、1部の日本車が 2) 。
3) は、いわゆるSUV。パジェロ・ミニからBMW・Xシリーズまで。
4) はミニ・バン。今は1番人気とか。
5) の軽もとても多い。

ただ「走り」について言うなら、おおむね 1) のCP が高いのでしょう。
かつて「間違いだらけの~」では、
メルセデスを15年乗れ、とか、ゴルフは抜群、とか書かれていた記憶がありますが、
いずれも安くはないんですね。

クルマは値が張るので、
好きなものが買えるわけではないし、
そもそもクルマを持つのかどうかも考えどころではあるでしょう。が、
デザイン、という目で眺めると、
Mmm... ミョーにヴァリエ―ションが少ない気がするわけです。
(と言いつつ、なにかピント外れのことを言っている気も……)

で、値段に関係なく、どのクルマのデザインが好きかと訊かれれば、
わたしなら、やっぱりポルシェ911 ですかねえ。(←結局ベタ)
(子供時代に、911 的なデザインを、「ステキなもの」として刷りこまれた、
という気もしています。)

そういえば最近、ダニエル・コーエンの、
フランスでベスト・セラーになった『迷走する資本主義』の翻訳を読んだのですが、


その中で紹介されているエピソードで、

ブラジルにあるVWの購買部の部長は、車の主要部分を外注させ、
残る仕事は車の前面にVWの貼り付けるだけで喜んでいる……

というのがありました。
これは「ニュー・エコノミー」の例として語られているのでした。