2016年9月4日日曜日

『陽は昇る』

<古典>第4弾は、

『陽は昇る』(1939)

カルネ&プレヴェール、
主役はジャン・ギャバンで、
アルレッティも出ています。

https://www.youtube.com/watch?v=TlLqSYt3EdM

フランソワ(ジャン・ギャバン)は、
施設で育った孤児で、
有害な塵の舞い上がる工場で働いています。
(当時のフランスの感覚でも、
最も過酷なレベルの労働条件だったでしょう。)
彼は、
やはり孤児で、同じ名前のフランソワーズと恋に落ちます。
が、彼女は、
かなり年配のマジシャンと付き合っています。
まあその後いろいろあって、
結局フランソワは、この古狸のマジシャンを殺し、
最後は警察に包囲され、
自分も自殺するという、
かなり暗いエンディングです。

フランソワ=労働者が、
孤独で悲惨な最期を迎えるというストーリーに、
カルネ&プレヴェールは、
どの程度社会性を持たせる気だったのでしょうか?