『座頭市二段斬り』(1965、4月)
を見てみました。
監督は井上昭。
坪内ミキ子が、シリーズ3度目の登場です。
座頭市が、自分のあんまの師匠を5年ぶりに尋ねると、
なんと師匠は殺され、
かつては小さかった娘が、
ヤクザの牢屋に閉じ込められ、
遊女にさせられそうになっていました。
そこに、
頼りない壺振りとその幼い娘(小林幸子)が絡みながら、
座頭市は、
郡代と組んだヤクザと戦います。
よかったです。
11歳という小林幸子の存在がよく効いていて、
おもしろく見られました。
ただ、
ストーリー説明上の必要からか、
ヤクザたちが「女郎」たちを手荒く扱う場面が何度かあり、
それがやや激しすぎた気もしますが。
ただそこには、
社会的な制度に対する怒りみたいなものも、
確かに感じられました。
やっぱり、子役が、
でしゃばりすぎない程度に上手く使われると、
風通しが良くなりますね。