主演のエミリー・ブラントが印象に残っているんですが、
その映画の脚本を担当したテイラー・シェリダンの初監督作、
『ウインド・リバー』(2017)
を見てみました。
アマプラで、「あと5日」というのが目に入ったので、急いで。
これ、かなりいいんじゃないかと思いました。
舞台は、ワイオミング州の、
ウインド・リバー・インディアン居住地。
雪深いこの土地で、18歳の少女の死体が見つかります。
彼女はインディアンのカップルの娘でした。
地元の警察がいます。あまりに人数が少なくて、
職務の遂行はままなりません。
そこに、FBI の女性捜査官がやってきます。
またさらに、ピューマなどを駆除するハンターがいます。
彼は、インディアンである元妻との間に娘がいましたが、
彼女もまた、以前、遺体で発見されています。
悲しみが強く流れていて、
見ていて辛くなります。
一方で「映画」として見ると、
表現は新鮮で、雪原に代表される、冷たい美もあります。
アクションの撮り方も上手い。
映画の主人公は、かつて娘を失ったハンターですが、
その土地がインディアン居留区であること、
そして、FBI の若い新人女性の成長物語としても見ることができること、
こうした複層性が、この映画の良さなのでしょう。
脚本も書ける訳だし、才能のある監督だと思いました。