2025年3月27日木曜日

『ウインド・リバー』

2015年に『ボーダーライン』という映画があって、
主演のエミリー・ブラントが印象に残っているんですが、
その映画の脚本を担当したテイラー・シェリダンの初監督作、

『ウインド・リバー』(2017)

を見てみました。
アマプラで、「あと5日」というのが目に入ったので、急いで。


これ、かなりいいんじゃないかと思いました。
舞台は、ワイオミング州の、
ウインド・リバー・インディアン居住地。
雪深いこの土地で、18歳の少女の死体が見つかります。
彼女はインディアンのカップルの娘でした。
地元の警察がいます。あまりに人数が少なくて、
職務の遂行はままなりません。
そこに、FBI の女性捜査官がやってきます。
またさらに、ピューマなどを駆除するハンターがいます。
彼は、インディアンである元妻との間に娘がいましたが、
彼女もまた、以前、遺体で発見されています。

悲しみが強く流れていて、
見ていて辛くなります。
一方で「映画」として見ると、
表現は新鮮で、雪原に代表される、冷たい美もあります。
アクションの撮り方も上手い。

映画の主人公は、かつて娘を失ったハンターですが、
その土地がインディアン居留区であること、
そして、FBI の若い新人女性の成長物語としても見ることができること、
こうした複層性が、この映画の良さなのでしょう。

脚本も書ける訳だし、才能のある監督だと思いました。