2010年1月28日木曜日

色々と

去年、左右社から同時刊行された3冊のうち、『本は読めないものだから心配するな』が重版になっています。(パチパチパチ!)気持ちは「シリーズ本」なので、こちらも嬉しいです。書評もとてもたくさん出ているし。

たとえば、火曜発売の「週刊朝日」の今週号。とても深く内容にコミットした、それ自体が一つの「島」であるような書評が出ています。どうぞご覧になってください。

そしてそして、管さんは早くも! 新刊の登場です。タイトルは『斜線の旅』。これがね、いいんです。装幀もそそられるし。

この本に収められた「旅」の中で、ここを読んでくださっているみなさんに特に読んでいただきたいのは、やはり「冬のフランス」です。ぜひ読んでください。紋切り型とは程遠い「パリ」です。

毎週顔を合わせる同僚ながら、このごろ管さんの文章の、密度というか、凝集というか、凝集ゆえの爆発というか、そうしたものがとりわけキラキラして見えます。まったくもって、他にない書き手です。

で今日、「現代詩手帖・2月号」がついに発売になったのですが、そこでは、管さんの書評(今福龍太編『アルフレッド・アルテアーガ+高良勉 詩選』)と、シリーズ本の仲間・波戸岡景太さんの(二十億光年ならぬ)「八・六光年の孤独」と並んで、わたしの大連旅行記の連載も始まっています。

この連載、当初3回ほどの予定だったのですが、都合で6回程度まで伸びることになりました。だんだん面白くなります(!)ので、よろしかった立ち読みでもしてくださいませ。(大きい書店には置いてあるはずですが、慎重を期すなら確認したほうがいいかも。)ちなみに、本文中に使われている二枚の写真も、旅行中に撮ったものです。(そのうち一枚は、たしかブログにアップしたような気がします。アカシヤの花のやつです。)

そして、2月4日のトーク・イベントが近づいてきたのですが、清水哲男さんがゾウハイで、「カラカラ天気つづきの東京。父の問題でこちらの心身もカラカラ状態。」とお書きになっていて、少し心配しています。

ゾウハイ: http://zouhai.com/

そうそう、じゃあついでにプチ報告を1つ。「フラ語シリーズ」の末っ子、「フラ語会話、恋ってどんなものかしら?」が重版です。この本、わたしも気に入ってるので、嬉しいです。よかったね、タケちゃん!(この本の巻末の<歌>を1つ2つ、「ナミの東京日記」でレナさんに歌ってもらう予定です。ナイス企画! と自画自賛。)