2011年9月15日木曜日

23課


なんだか9 月も半ばだっていうのに、
暑い日が続いています。

今年また生きて残暑を嘆き合う      (池田澄子)


というわけですね。

さて、昨日の第23課、いかがでしたか?
代名動詞は、難所の1つなので、
そう感じられたとしても当然だと思います。

(番組では言いませんでしたが、
代名動詞も、実は「直接」と「間接」があります。
ただこれは、通常の目的語代名詞の場合と違って、
「直接」と「間接」が、同じ形なんです。
だから逆に、先生たちの中には、
2 種類あるって言わないほうが分かりやすいかも、
と考える人も出てくるわけです。
(わたしは、普段は「言う」派ですけど。)

それからあのディアボロ。
フランスのビストロで、気のいいお店だと、
子供のサービスにディアボロを出してくれる店もあります。
番組中に飲んでいた、グルナディンが多いかな。
メディも、懐かしい! って言ってましたね。
(画像の右、これはブリュッセルで飲んだサクランボ・ビール。
わたしは好きでした!)

そうそう、メディといえば、
Tu es relou !  (メンドクサイ人ね!)
なんて言われてましたけど、
もちろんほんとはそんなことありません。

で、relou ですが、
これはいわゆる「さかさま言葉(verlant)」と呼ばれるもので、
今は lourd(重い) → relou  となっています。
この「メンドクサイ」という訳語、
ほんとにピッタリだと思います。

ちなみに arabe の「さかさま言葉」は beur  ですが、
この言い回しには、軽蔑的な含みはまったくありませんから、
フツーに使えます。
以前も書きましたが、この beur に関しては、
さらなる「さかさま言葉」、rebeu  も一般化しています。
さかさまのさかさまですが、元には戻らないんですね!