2011年12月31日土曜日

Bonne année !


大晦日になりました。でも、
今年はいつもとちがいますね。だいぶちがいます。
来年は、いいことが多い年になるといいですね。

さて、
この大晦日にamazon から届いた本は、
『ルーヴル宮 ―パリを彩った800年の歴史』です。
大型本で、線描画満載で、品のいい絵本のような感じ。
もちろん内容はちゃんとしてます。
パリの歴史全体は、とてもわたしの手には負えませんが、
たとえばルーヴルのみに絞れば、比較的とっつきやすい、かな。

そして今年の最後に注文したのは、この本;

http://azamiagent.com/modules/myalbum/photo.php?lid=17

フォト句集、って、おもしろそう。
きっかけは、

悲しみはつながっているカーブする

の一句です。(川柳ですね。)いいですねえ。

そしてご紹介しようと思いつつ今日まで来てしまった本を2冊。
まずはご存知黒田龍之助さんの、
『ことばは変わる』(白水社)
この本には、「はじめての比較言語学」という副題がついているのですが、
実はこの本、黒田さんが大学で行った授業をもとにまとめたものです。
このブログを読んでくださっているみなさん(Merci !)は、
なんだかんだ言ってもベンキョー好きの方なんだと思っています。
この2000円の本、黒田先生の授業に毎週出続けたような充実感があります。
(黒田ファンの丸善のKさんは、もちろんもう読んだそうです。
楽しかった~! と言ってました。

もう1冊は、ランボー研究で知られる宇佐美斉先生の新刊、
『中原中也とランボー』(筑摩書房)
です。
タイトルから察せられる通り、これは広い意味では比較詩学の本です。
とはいえ、(わたしなんかが言うのは畏れ多いんですが、)
論旨の展開がとても明瞭なので、とても読みやすいのでした。

ちなみに中也のフランス語訳に興味があるようでしたら、

http://www.amazon.fr/Po%C3%A8mes-Chuya-Nakahara/dp/2877307867/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1325299907&sr=8-1

訳者のイヴ=マリ・アリュー先生は、
かつて京都大学で宇佐美先生の同僚だったはずです。

というわけで、ご紹介できてなんだかほっとしました。
ではみなさん、どうぞよいお年をお迎えください!!