2014年12月11日木曜日

「現代詩手帖・年鑑号」


さてこうして一年も押し詰まってくると、
毎年恒例のお楽しみといえば、
「現代詩手帖・年鑑号」
です。
税込3000円するんですが、
今年の代表作が150篇、
アンケート、
そして多くの論考が掲載されているので、
むしろお安いとも言える気がします。
たしかこの年鑑号については、
去年も、一昨年も、
ここで取り上げた記憶があります。

そして!
わたしにとって予期せぬ喜びだったのは、
詩人にして細胞生物学者という田中庸介さんが、
その年間展望、
「旅と自由とファクチュアルな詩のゆくえ」
という興味深い文章の中で、
『きみのスライダーがすべり落ちる その先へ』にも触れてくださったことです。
紙媒体で言及されたのは、これが初めてです。

実は今日、風呂でこの年鑑号を読んでいて、
突然「スライダー」が目に入ったときは、
思わず本をお湯に落としそうになったのですが、
考えてみれば、
去年年鑑号を読んできたときは、
自分で詩集を出すことなどほとんど考えていなかったので、
不思議と言えばほんとに不思議な感じです。
田中さん、ありがとうございました!

*田中さんが発行人をつとめる詩誌、「妃」です。
http://www.amazon.co.jp/%E8%A9%A9%E8%AA%8C%E3%80%8C%E5%A6%83%E3%80%8D16%E5%8F%B7-%E9%95%B7%E8%B0%B7%E9%83%A8-%E8%A3%95%E5%97%A3/dp/B00OBGQY90/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1418309074&sr=8-1&keywords=%E5%A6%83%E3%80%80%E5%BA%B8%E4%BB%8B