2020年2月3日月曜日

『無双の鉄拳』

個人開催中の、韓国映画小特集の一本として、
マ・ドンソク主演のアクション映画、

『無双の鉄拳』 (2019)

を見てみました。
エンターテイメント映画です。


物語の型としては、見慣れたものと言えるでしょう。
かつて「ワル」だった男が、
その後何らかの理由(たいていは、愛する女性、とか)で堅気になり、
でも、
またもや何らかの理由で、
そちらの世界へ戻ってゆく、戻らざるを得ない……
というやつです。

少しメタで、物語から逸脱しかかるギャグ、
というのが、
韓国映画の特徴なんでしょうか?
今回もそれが見られました。
エンタメとしては十分楽しめるし、
拝金的人間への冷笑もあって、
韓国映画のレベルの高さを感じました。
(かなりハリウッド的ではありますが。)

マ・ドンソクは、
なぜかいるだけで面白く感じます。
妻役のソン・ジヒョという女優は初めて見ましたが、
なかなかよかったです。
彼女が、
セシル・ドゥ・フランス的な役を演じたら、
すごくいいんじゃないかと思いました。