2024年3月19日火曜日

『ダムゼル』



この画像に惹かれ、
ふだんはあまり見ることのないファンタジー映画を見てみました。
ネトフリです。


ある豊かな王国があり、
そこでは代々、王子が嫁をもらうと、
最初の三人まではドラゴンの生贄に捧げるという、
恐るべき習慣が続いています。
そこに、
貧しい国の王女エロディが、
なにも知らずに嫁いでゆき、
でも!
ドラゴンを前にして覚醒する、
という物語です。
上のポスターは、もちろん覚醒後です。

やっぱり、子供向けの映画と言えなくはないけれど、
時間の流れがちょっと遅い気もするけど、
まあおもしろかったと思います。
アクションは控えめで、
それは見どころではないし、
また根本的な設定、
つまり、王国があって、
王と「民」という構造は所与のものだし、
その割には「民」は一人も出てこないし、
ドラゴンの思考は人間そのものだし、
といったことはあるんですけどね。

それでも、
ミリー・ボビー・ブラウンが覚醒してゆく流ればは、
それなりに説得力があるし、
やっぱり彼女の魅力が大きいんでしょう。

そうそう、ロビン・ライトの名前があったんですが、
これは見る前の予想通り、
豊かな国の女王でした。
またヒロインの母親役は、アンジェラ・バセット。
彼女が、白人世界に継母として参加しているのは、
良いキャスティングだと思いました。