2011年1月14日金曜日

棚の前で


今日は試験が2つ、会議も2つ。
でその合間に、ちょっと図書館に行くと、文庫の棚の前で、
去年度の後期に『フランス映画ゼミ』に出席していたYさんと遭遇。
彼女は当時フランス語の授業にも出ていて、毎週2回顔を合わせていたので、
よく知っている学生の一人です。
(なぜかそのクラスには、フランス語と両方出ている学生がわりといました。)

で、話してみると、本を読むのが好きで、通学はいつも読んでいるとのこと。
今日も、最近の日本の小説を借りようとしていました。

その時ふと、ほんとにわたしたちの真正面の棚に、
マイクル・コナリーのボッシュ・シリーズが並んでいるのが目に飛び込んできました。

「このシリーズ、読んだことある?」
「海外物は……」

というわけで、ボッシュ・シリーズの展開を、1番いいところは触れないように説明。
しかもちょっと見まわすと、
アティカス・シリーズやマット・スカダー・シリーズもあるじゃあ~りませんか!

そして結局、ボッシュ・シリーズを読んでみると彼女が言うので、
図書館の棚に並んだ中から『暗く聖なる夜』を勧めると、
Yさんはちょっと不満そう。

「シリーズなら、最初から読みたい……」

というわけで、手にしていた本を借りた後、一緒にわたしの研究室へ。
で探してみると…… よかった、ありました、シリーズ第1作、『ナイトホークス』。

「じゃあ、今度の木曜にまた来ます。それまでに読んじゃいますから」

もちろん読めるけれど、それでも上・下だし、最近の大学生にしては、
読むことにとても慣れている感じ。

あとは、Yさんが気に入ってくれることを祈るばかりです!

(でもこれがダメなら、ダルジール・シリーズも、フロスト・シリーズもありまっせ!)