今年、ベイスターズのドラフト1位選手は、
オープン戦ずっと好調で、
新人ながら開幕スタメンを勝ち取り、
さらに、開幕1、2戦では、
とても印象的で華やかな活躍を見せました。
その後も、一度くらい? 活躍した試合がありましたが、
それ以外は結果が出ず、
厳しいインコース攻めに対応することもできず、
素人目にも、
体重が踵に乗っているように見えて、
打てそうな感じがありませんでした。
派手に活躍したシーズン初め、
パフォーマンスもまた派手だったため、
相手チームの反感を買ったんじゃないかというコメントも、
多く見られました。
まあ、たしかにたしかにそういうこともあったのでしょう。
そして今日、彼は打順が1番から8番に下げられました。
とはいえスタメンですから、やはり期待されている選手なのでしょう。
彼は2本ヒットを打ち、
(体もブレてないように見えました)
2アウト満塁で回ってきた第4打席、
大観衆が総立ちになるようなホームランを放ちました。
(わたしも見ていて、声が出ました!)
彼は小さくガッツポーズをして、
慌ててそれをやめて、
ほとんどニコリともせずダイヤモンドを一周しました。
その後彼がライトの守備につくと、
彼の名を叫ぶ大合唱が起こりました。
彼は、目を潤ませ、外野席にお辞儀をし、
それでもすごいコールは鳴り止まず、
先輩に促された彼は、
再び深々と、スタンドに向かってお辞儀をしました。
ヒーローインタヴューでも、
はしゃいだところはまったくなくて、
一昨日の、チャンスを潰した反省を述べ、
今日はやっと「ちょっと」だけ打ててよかった、
応援のおかげだと言って、
また目を潤ませていました。
打てなくて、辛かったんですね。
ファンたちは、気楽にああだこうだと言っていますが、
とてつもないプレッシャーだったんでしょう。
応援しないのは、ムリになってしまいました。
ガンバレ、ワカゾー!