2026年7月12日日曜日

『ストレンジャー・シングズ』

長いので躊躇していた『ストレンジャー・シングズ』、
駆け足で、なので雑ですが、一応最後まで見てみました。
人気があるのは分かりました。

ラストについてはあまり言わない方がいいだろうと思いますが、
わたしには好感の持てる着地の仕方でした。

全部で5シーズンあるんですが、
シーズン1は1983、2は1984で、
まあ当たり前ですが、80年代真っ只中。
つまりサッチャー・レーガンの時代であり、
新自由主義が台頭する時代です。
セリフの中に、特に脈絡なく「サッチャー」が登場することもありました。
また、家に大きなワイン・セラーがあるようなお金持ちのマダムは、
ドアベルが鳴った時、
モルモンと民主党なら追い払って、
みたいなことを発言します。
中心的に活躍するのは「お金持ち」ではないので、
逆にこの発言は目立ちました。

アメリカの、この1980年代と現在は、
似た構図にあるように感じます。
(もちろん違いもたくさんあります。
80年代は、AI はおろかネットもPCもなかったし。)
でも、ワーキング・クラスの人たちが、
民主党的な(リベラルな)価値観に馴染めず、
結果的には自分たちを苦しめることになる新自由主義を掲げるレーガンを支持し、
「誇り」を取り戻そうとした構図自体は、
現代のそれにとても近い……
トランプが口先で何を言おうが、
彼が「お金持ち」の味方なのは、
あの就任演説に集まった富豪の顔ぶれが物語っているでしょう……