吉増剛造さんの、
朝日新聞に掲載されているインタヴューから。
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イエーツの言葉を借りれば、詩人の仕事とは「夢に責任を持つ」ことです。
自分の耳でかすかな声を聞き、夢のなかでそれを育てて、
そうして出来たものを皆さんにかろうじてお伝えする、といった責任です。
ゴッホがろうそくの光の下で渦巻きを描いて根源に迫ったように、
彼の狂気の100分の1、1千分の1にも満たない、
偽の狂気しか持たない自分でも、
そういう未知の仕事に触れないといけない。
しかも、87歳になってまだそれをやらなきゃいけない。
それだけ、この人に才能がなかったからなのでしょうけれど。
詩はAIとは逆の地点に進んでいくように思います。
AIは様々な表現を学び取り入れるでしょうが、
詩は今あるものとは「別の渦」をつくり出す手の動きだからです。