2026年8月25日火曜日

ウーバー 2

以前パリでは、
ウーバーを呼ぼうとすると、
行けますよ、というドライバーが何人も出てきて、
そこには、名前と、顔写真がありました。
で、この人の話を聞いてみたいな、と言う人にお願いしたものです。

ただ、今回のLAでは、こちらが指名した後じゃないと、
名前や顔写真は出てきません。
だから以前のようには選べないんですが、
それでも、結果的には、やはり多様なドライバーたちと話すことができました。

イラン系の2人についてはもう書きましたが、
それ以外にも、
フィリピン、
タイ、
メキシコ(は3人)、
キューバ、
の出身の人たちと話せました。

キューバから来たという女性ドライバーは、
早口だけど聞き取りやすい英語で、
かなりいろんな話をしました。
まだ30代くらいで、黒っぽいシャツの似合う、生き生きした女性です。
彼女は、実はウェディング・フォトを撮る写真家なんだそう。
ただ、手を怪我していて
(両手とも、黒い手袋をしていました。指先だけは出てましたが。)
シャッターをちゃんと押せないので、
今はドライバーをしている、とのことでした。
(なぜ急に「ドライバー」なのかは、聞きそびれました。)
彼女は、子供時代にマイアミに移民してきて、
その後、気候のいいLAに来たと。

キューバについて、彼女はなかなか厳しい態度でした。
街は汚いし、食べ物も仕事もないし、ほんとにだめ。
でも、食べ物なんかは、支給されるんじゃないの?
されるけど、全然足りない量だけ。
じゃあ、もしもキューバがアメリカになったら? と聞くと、
それもいい、と。
(もちろん、キューバがアメリカのいいようになっていい、
とは思ってませんが。)

また彼女は、猫を4匹飼っていて、
一番年長の猫の名前は Paris 。
そしてそれを話した時、
わたしがフランス語の教員だと話してあったので、
面白い偶然! と言って、
明るい声で笑い出しました。
そして今後は、動物愛護に関わる仕事もしてみたい、
と話していました。
人間と動物は、互いにとってヒーラーなのだと。

わたしからは、
映画『ゾンビ革命』や、
キューバ美術と沖縄美術を比較研究している院生(卒業生)のことなどを話すと、
とても興味を持ってくれて、嬉しかったです。

最後は握手して別れました。
もう会うことはないのでしょう。
一期一会、ですねえ。