2026年8月16日日曜日

ハリウッド

今週の水曜日から、短い期間ですが、
ハリウッドに行く予定です。
で、このところ予習をしていて、
昨日も『ブレードランナー』(1982)を見て、

ブラッドベリー・ビル(1893)
ミリオン・ダラー・シアター(1917)

などを確認しました。
(『ブレードランナー』は、名作の誉高いですが、わたしは……)

そしてこれら2つの建築は、
LAのダウンタウンで向かい合っているんですが、
ハリウッドに目を向けると、
注目の、そして有名なシアターはこんな感じでしょう。

               モデル
Egyptian Theatre(1922) → 古代エジプト
El Capitan(1926)     → スペイン植民地/スペイン・バロック+インド
Mayan Theatre(1927)    → 先コロンブス期中米(←これはダウンタウン)
Chinese Theatre(1927)  → 中国

アメリカの1920年代は、「リヴァイヴァル」ブームでした。
(その直接の契機は、1915〜17年にサン・ディエゴで行われた
パナマ・カリフォルニア博覧会
で、さまざまなリヴァイヴァル様式が取り入れられたことだったようです。
この博覧会は、パナマ運河開通記念でした。)

でも調べていて思うのは、
「復活」とはいうものの、
どのモデルも、「アメリカ合衆国」の過去、ではない、ということ。
たしかにカリフォルニアやフロリダなどは、
スペインの植民地でしたが、
それを「復活」させても、「?」な気がします。
それを言うなら、
ネイティヴ・アメリカンの文化や人、
の不在の方が気になります。

ただちょっと面白いのは、
これらが映画館や劇場の発展と同期していたこと。
その点と「リヴァイヴァル」は、
「ここ」でも「今」でもない、
という共通点がありそうです。