2008年6月14日土曜日

I want to rock !


大学の中を歩いていると、どこの部屋からかは分からないけれど、明らかに「現代ロック小僧」たちのシャウト(!)が聞こえることがあります。ついこの前聞こえてきたのは、なんと、あのSunshine of your love でした。

つい「あの」なんて付けてしまいましたが、どうかなあ、今の大学生で、これを知っているのは少数派でしょう。洋楽は、意外に大学生に人気がないし、そもそもこれは、いかにクラプトンのいたCream の名曲だと言っても、もう40年(!)も前の曲なんですから。ただそれでも、やっぱりこの Sunshine of your love には、「あの」を付けたくなるんです、元ロック小僧としては!

バンドもどきを結成したことのある人なら、誰でも知っていることですが、実はそうした素人バンドにとって、避けては通れない曲というものがあります。どのバンドも、その成長(?)の過程で、必ずチャレンジする曲。「ロック」系の場合なら、それはかつて、Smoke on the water であり、Stairway to Heaven であり、そしてこのSunshine of your love だったのです。(思い当たる方、いらっしゃいますよね?)

どこかの教室から聞こえてくるその演奏は、それなりに熱のこもったものでした。そしてここで、「それを聞くと、なにかタイム・スリップでもしたような気がしました」とまとめることも、できなくはないのですが……

わたしはあまり、「なつかしさ」に惹かれません。「あの頃聞いた曲」のCDを買うことも、ほとんどありません。それなら、「今」の音楽が聞きたいな~、と思います。だからたとえば、Madonnaは好きです。なんといっても、現役バリバリ。過去のヒット曲を歌って世界を回るだけで、何億円も稼げるのに、彼女はそんなことに見向きもしません。「今」と向き合っています。

こうなったら最後は、ランボーの引用で終わりましょうか。『フラ語ボキャブラ』という本の中でも、「座右の銘」候補としてお勧めしたものです;

Il faut être absolument moderne. 絶対に現代的でなければならない。

いいでしょ?