2008年6月3日火曜日

或る夜の出来事・3


昨日は、雨の池袋での、約20年ぶりの再会まででした。当然わたしたちは、なんともいえない興奮の中で、この偶然を分かち合いました。


(そうして、会場の出口付近で話し込んでいたとき、また別の美女ーもう美女だらけ!ーから話しかけられました。なんと、「まいにちフランス語」を聞いてくださっている方でした。う~ん、親戚以外では、初めてお目にかかるリスナーの方です。ありがとうございます! もしもどこかで見かけたら、ぜひBonjour ! と声をかけてくださいませ! ちなみにレナさんのほうは、もう何度も、街で声をかけてもらった、と言ってました。)


さて、モト同級生のほうの美女2人は、(これは後から話してみて分かったことですが、)とても優秀なワカモノ2人と一緒でした。その内の1人のD.君は、セッションの出演者である管啓次郎さんのことをよく勉強していて、感心させられました。こういう、イキのいい勉強家たちと会うと、こっちもがんばらないとなあ、という気にさせられます。学生たちもそうですが、ワカモノはかわいいです。


というわけでその後、美女2人、ワカモノ2人、オジサン(=わたし)1人という構成で、すぐ近くの飲み屋に入りました。
「それにしても、なんでブエノスアイレスに?」
「んん、ダンナはイタリア人なの。で、イタリアに住んでたんだけど、ダンナの転勤で……」
なるほどねえ。彼女はイタリア語で本も書いていました。素晴らしい!
「で、香港はいつから?」
「もう20年」
「じゃあ、広東語ばっちりだね」
「そうでもないの。この前もお店で褒められちゃったの」
「?」
「来て2,3年の人にしてはうまいね、って!」
とはいえ彼女も、書く仕事に着手するところのよう。素晴らしい! かつて毎日同じ教室で勉強していた同級生が、色んなところで元気にやっている話を聞くのは、嬉しいものですねえ。


その後、翌日1時間目の授業があるわたしは、先に店を出ました。授業、雨のバス、池袋地下通路、ジュンク堂、そして初めての飲み屋まで、この激動の6時間を、大事に反芻しながら……(完) 
                                                *その後ブエノスの美女が、ブログを開設。彼女は絵も描いていました!こちらです;