2009年8月15日土曜日

le 15


今日は図書館も行きたかったので、ちょっと大学へ、行ったはいいけれど、図書館はお休み! そうでした。今週はお盆休みでした。ま、いいんです、来週でも。

で15日の今日は、終戦記念日、と日本では言われていて、中にはあえて、敗戦記念日、なんて言う人たちもいますね。

さっきNHKのニュースを見てたら、韓国の大統領が演説していて、今日は「日本の植民地支配を脱した記念すべき日だ」と話していました。これを聞くと(というか聞かなくても)、終戦か敗戦か、とは、別の視点があることが分かります。

そしてその後NHKでは、(出だしの数分を見ただけですが)核の問題を取り上げていました。今だったら、(プラハの演説の後で)、廃絶か抑止かという感じの論議になるんでしょうか? もしそうなら、安保の問題も議論されたのでしょうか? (多分、されてないでしょう、いつも通り。もちろん、されてたほうがいいと思いますけど。)

こうなったら、『東京詩』にも使わせてもらったこの詩を、ここでも引用しちゃいましょう。64年前の、今日です。



   昭和二十年八月十五日午後東京駅
   正面降車場広場                     及川均

だまつていた。
だまつて拡声機の前に立つていた。
壁がくずれていた。
赤錆びた鉄骨の間から空が陥ちていた。
莫大量の重さをせおつて。
そして風呂敷包をさげておれは歩き出した。