パリでは一緒に楽しい時を過ごした中村さんが、
この春から日本に戻っています。
その中村さんが、若い研究者らしい本を発表しています。
『フランス語圏カリブ海文学小史 ――ネグリチュードからクレオール性まで』(風響社)
このテーマを簡潔にまとめている本は、他にないのでは?
800円という価格で現場の研究者の息吹が感じられる、
チャレンジングなシリーズの一冊です。
これはいいですねえ。
わたしが普段使っているカップの1つに、
こんなものがあります。
ここに描かれているのは、「バナニア」という粉末飲料の広告です。
でも、ここで微笑んでいる男性、
セネガルの狙撃兵なんだそうです。(帽子を見ればわかるとか。)
そしてこの
似顔絵が使用されたのは1915年のことであり、
「黒人」=「大きな子供」という紋切り型のイメージもまた
この時代にはすでに流布していた
そうです。
知りませんでした!
*わたしはたまたま見かけて買ったんですが、実はこんなにあったんですね。
http://www.la-maison-de-manon.com/category.php?id_category=48