『ザ・ディプロマット』
の全8エピソードを見終わりました。
一言で言うと、
すごくよかったです。
洗練されたセリフ。
抑えた、しかも意味深い演技、
潔い人間たち、姑息な人間たち……
今年見た中では、
『ナイト・エージェント』とともに、
「ベスト」だと言えます。
中東の海上で、イギリス籍の軍艦が爆破されます。
そんな時、アメリカの外交官として、
中東などの紛争地で活躍してきたケイトは、大統領直々に、
アメリカ大使としてロンドンに行くよう命じられます。
ただこれは、テストでもありました。
副大統領になるのにふさわしいかどうかのテストです。
またケイトには、
以前大使として活躍していた夫がおり、
彼とは離婚話が進んでいます。
ただ、この夫も一緒のロンドンに行くことに。
というのも、大使は基本、
カップルとして相手国の機関と関係を結ぶものだからです。
そしてケイトは、
イギリス、イラン、ロシア、そしてもちろんアメリカの、
駆け引きの渦の中に投げ出されることになります……
ケイトと夫の関係は、
とても不思議で、なんとも言えずリアル。
ケイトを取り巻く公使、秘書たち、
イギリス側の外務大臣、首相、
みなそれぞれに魅力的な存在に見えるのは、
ドラマが成功している証でしょう。
ただ1つ不満なのは、
続編が来年にならないと来ないらしいこと。
どう見ても終わってないので、
早く続きが見たいです。