2008年7月1日火曜日

エクレア


1日の収録数は、最初の頃は6課でした。でもこのごろではもう、初めから5課分取ればいっか! というきわめてなごやかな(?)雰囲気なので、気楽にできます。与えられているのは4時間。1課分多いか少ないかは、だいぶちがうんです。で昨日も、まだ1課しか取ってないのに、シゲピョンは

「もう休憩しはる~?」

せーへん! まだ始まったばかりやで! でも、2課めが終わると、わたしの前に座っている若き女性が、

「Bon, on fait une pause !  休憩しましょう!」

と言ったかと思うと、もうさっさとブースから出て行っていまいます。でわたしも、休憩に入るわけです、仕方なく(でもないか?)。

昨日はちょうどその休憩真っ最中に、このブログではお馴染みの、NHKを夫にしている女、美人ディレクターのアヤちゃんがやってきました。

「なんだか、いつも休憩してません?」

ドキッ! シゲピョンとレナさんはなぜかちょっと伏し目がち(でもないか?)。でも実はアヤちゃんは、エクレア(éclair 。「雷」の意味もあり)の差し入れを持ってきてくれたのでした。エライ! これでシゲピョンの京都土産の和菓子と合わせて、今日のおやつは豪華版です!

それからは女3人で、カナダ・ケベックの紅葉は1週間だが素晴らしいとか、ケベックに限らず、フランス語圏の情報をもっと「テレビ・フランス語」のほうで取り上げたらいいんじゃないかとか、なんならフランス家庭版「隣りの晩ごはん」やったら面白そうとか、世の中は占いとスイーツでできているとか、大いに盛り上がりました。(わたしは大人しく聞いていました、comme d'habitude ! いつものように!)

アヤちゃんは、実は大学での第2外国語は中国語で、その勉強に中国に留学もしていたという才媛です。そんなアヤちゃんは、かつて山梨放送局にいらしたのですが、そこでブドウの、ブドウ菓子の、ブドウ農家の1年を取材し、ついにワインつながりでボルドー&ブルゴーニュにまで取材に出かけ、あるとき唐突に、このフランス語セクションへの移動命令が下った、のでした。

「じゃあそのあたりから、NHKとの結婚生活は濃くなったわけですね?」

そのときアヤちゃんの目に光ったのは、涙ではなかったはずです。ああ、アヤちゃんよ、どこへゆく! 

さて、昨日今日の放送での、数字の聞き取り、できましたか? これからだんだん数字が大きくなります。そしてそれが終わって8月になると……、今度は「フランス語で足し算」をやって頂きます! 

                 ◇

お問い合わせがあったので、一応ここでも答えておきますね。My Way の原曲である、Comme d'habitude をお探しとのこと。歌手は、Claude François 。画像はこちら。


それにしても、you tube の便利さにはあきれます。(どなたか、もしお持ちだったら、「東京行進曲」アップしてください!)