2008年7月9日水曜日

花粉前線


今日は差し迫った仕事もなく、久しぶりにノンビリ過ごしました。今夜予定されていた会議が中止になった(ラッキー!)ので、大学にも行かず。

また今日の東京は、1日曇っていて、まあ蒸し暑いということもなく、過ごしやすかったです。(そもそもこの辺は「東京の田舎」なので、都心に比べるとだいぶ涼しいんですけど。)そういえば数日前、大学の事務のオバサマとしゃべっていて、

「でもわたしなんか、雨だといいんですよ。花粉がないから」
「花粉? 今も?」
「わたしはねえ、真冬以外はず~っと。かわいそうでしょ?」

たしかに、ちょっとかわいそうですねえ。で、その後一しきり花粉の話をしたせいでしょう…… 学校からの帰り道、唐突にある展覧会のことを思い出しました。もう、4,5年前になるでしょうか。東京・竹橋で見た「ヴォルフガング・ライプ展」です。

この展覧会は、今でもこうやって思い出せるくらい、印象深いものでした。上にあげた写真の、黄色く輝くように見える部分、これ実は、花粉なんだそうです。
なんだか、すごいですね。花粉は何を象徴しているのか、なんてことより、花粉そのものに打たれる感じがします。(まあ、事務のオバサマは、ちがう意見かもしれませんが!)今は「グーグル・イメージ」という強い味方がいるので、ライプの名前を入れれば、たくさん作品が見られます。牛乳をこぼしただけ(?)みたいなのから、蜜蝋を使ったものまで。
この「花粉」の写真を見てしまったあなたは、きっといつか、このライプのことを思い出すでしょう。たぶん冬に、「この春の花粉前線予想」が語られる頃などに!
                                                                                     
              ◇
                                               今日のレナさんの歌、よかったですね。歌詞は、
                                              Pétrouchka, ne pleure pas
Entre vite dans la ronde
Fais danser tes nattes blondes
Ton petit chat reviendra
Il s'est fait polichinelle
Dans les chemises en dentelle
De ton grand-papa
                                               です。録音なさった方は、これを見ながらもう1度どうぞ。
「歌のお姉さんコーナー」、気に入ったので、しばらく続けます!(わたしは聞いてればいいので、楽チンだし!)