2008年7月21日月曜日

K(itto) Y(okunaru)


このブログが始まってちょうど2ヶ月。ヘッダーの図像を変えてみました。緑色とか、葉っぱとか、わたしは好きです。いかがですか?

(そういえば、1年ほど前に作った教科書のデザインも、緑、および植物をテーマにしました。実はこれ、弟がデザインしてくれました。弟が生まれたとき、将来一緒に仕事をすることがあるなんて、考えてもみませんでした!)

今日は午後から近所のスタバに出かけ、前期試験の採点をしていました。その結果は…… これを話題にすると、「血圧が上がる(という言い回しも、最近見ませんねえ。)」ので、やめときましょう……

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今日スタバにいるとき、目の前を大きなデモ隊が通り過ぎていきました。ブラスバンドつきで、着ぐるみも何体かいて。スローガンは、「青少年の権利を守ろう」という、ごく真っ当に思えるものでした。

フランスでは日常的なこの「デモ」や「スト」も、日本ではあまり見かけません。ある話題でフランス人の先生と話していたとき、彼は、「こんな事態は impossible だ。フランスなら、とっくにストになってるよ」と、呆れ顔で言いました。たしかにそれは、改善すべきだよな、と思えることだったので、ストも悪くないかもなあ、と思ったりしました。

もう決まったことだから仕方ない。上が決めたことだから、従うだけ。オレ1人が反対してもしょうがない…… こんな風に思ったこと、ありませんか?(わたしはあります。)でもそれって、すごく「日本式」な感じがします。いや、「日本式」が全面的に悪くて、「フランス式」が素晴らしい、と言ってるわけじゃありませんよ。

ただそれでも、とにかく「日本式」、というのには抵抗がありますね。KYと言われようと、譲れないこともありますから。お若いみなさん、時にとKY言われるくらいでちょうどいい気がします! みなさんが思いきって「ワテこう思うねん」と言えば、きっと賛成する人も出てくるでしょう。

なんだか、マジメな話になっちまいました! このブログがフシギなのは、何も考えないで書き始めると、自分でも意外なことを書いてしまうことです。ま、書くっていうのは、そんなものなんでしょうか……?

さて、3連休も今日で終わり。わたしも明日は大学に行きます。(ま、授業はないんですけど。)では今週も、元気にいきましょう!
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                                               そういえば今日のエンディングで、レナさんが言ってましたね、Bonjour, amour. こんにちは、恋…… って。思い出すのは、もちろんサガンです。彼女は書きました、Bonjour, tristesse. こんにちは、悲しみ…… と。初めて「恋」と出合った時、初めて「悲しみ」と出合った時。それは、いつでしたか? こうして挨拶すると、曖昧に通り過ぎることは少なくなるのでしょうか? もちろん、ああ、あの時がそうだったんだ、と、あとから気づくこともあるでしょうけど。
                                               『悲しみよ、こんにちは』は、ときどきレポートを書いてもらうことがあります。概して、「女子」のほうが受けがいいようです。夏のひと時、いかがでしょう?