2012年12月14日金曜日

未来の

新潮社の本が、kindle から引き上げられている、
という報道がありました。
詳細はわかりませんが、
なんらかのトラブルがあったようです。

電子書籍については、
多くの人が多くのことを語ってきたし、そのなかには、
なるほど! という内容もありました。

たとえば、「電子書籍は友達に貸せない」。
紙じゃないので、その通りですね。
(つき昨日も、紙の本を同僚から借りました。
ああいう風に、気軽に貸し借りできないんですね。)

あるいは、「本棚に並べられない」。
もちろん画面上では並べられますが、
そういうことではないんですね。
この物言いの背景にあるのは、
本棚という存在についての理解そのものです。
つまり、本棚とは、読んだ本を並べる場所ではなく、
これから読もうと思う本を並べる場所、
それを読み終わっている自分になりたいような本を並べる場所、
だというわけです。
だからこそ、日々その前を通ることで、
ああ、これを読まなくちゃな、と思うのでしょう。
電子の場合、わざわざ先に買っておかなくても、
「実際に読むときに」買えばいいわけですから、
未来の本棚にはならないわけです。

Mmmm、
たしかにわたしの本棚にも、
これを読み終わっていたい本、
見終わっていたいDVD が、
たくさん列をなしています。
冬休みこそ!