昨日に続いて今日も、
レダ・カテブの主演作を見てみました。
Django (2017)
これは、実在したロマ人ギタリスト、
ラインハルト・ジャンゴの物語です。
(日本では、『永遠のジャンゴ』というタイトルで、
現在公開中です。)
https://www.youtube.com/watch?v=EqkkBtApPIw
舞台は1943年、ナチ占領下のパリ。
ロマ人であるジャンゴに対しても、
ナチの監視が次第に厳しくなり、
ついには、ドイツに来て演奏しろと言いだします。
ただ、これに応じれば、
戻ってこられる保証はない……
ジャンゴの音楽を中心に、
占領下のフランス、および
ナチの非道さを描いている、のですが、
どうも歴史認識が単純過ぎるというか、
もしかしたらこういうウケ狙いもあるの?
とも思いますが、
構図があまりに図式的だと感じました。
まずナチが、もう徹底的に非人間的に描かれていて、
あまりに類型的。
一方フランス人たちは、
(予告編でも出てきますが、)
ナチの映像をチマチマ改変して揶揄い、
それで留飲を下げているだけ。
たしかにレジスタンスの人たちも登場しますが、
これも浅い。
で、
映画の中で1番印象的だった人物は、
セシル・ド・フランス演じるルイーズだったのですが、
彼女は完全にフィクショナルな人物だそうで、
なんだかなあ……という感じ。
映画としては、イマイチでした。
*セシル・ド・フランスといえば、
これですね。
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/04/blog-post_26.html