思い出した記述があります。
それは、
Radicalisation(『世界はなぜ過激化するのか?』)
という本の一節です。
「市民であることを、
その社会へ経済的、社会的に統合されることと同義だと定義するならば、
過激化とは、
真の市民権を欠いた世界で生きる一部の人間たちが不満をぶつけ、
演じる場の一つということができよう。
そして過激化の最も明白な表現、
それがテロということになる」
そして現在、
「真の市民権を欠いた世界」
が、際立った形で前景化してきたことの背景には、
グローバル資本主義があると言えるのでしょう。