2020年5月1日金曜日

「ワールド映画」

心落ち着かない日々が続いていますが、
みなさんお元気でしょうか?
わたしの場合、
もちろん、もとはと言えばコロナの影響なわけですが、
目の前のオンライン授業と、
やたらに入ってくる業務メールによって、
ちょっと大げさに言えば、
いつも何かに追われている感覚です。
(同僚からのメールにも、
まったく同じ表現がありました。)

で、いよいよ1週間後にはオンラインで始業です。
始業前の準備的なコンテンツ
(それはつまり、形を変えた「授業」なんですけど)
は各科目2コマ分ずつ上げましたが、
ここからが本番です。
フランス語の授業は、
まあ慣れているので、そんなに心配してません。
むしろ、しゃべり過ぎて、
動画が重くなってイヤがられないようにするのが大事、かな?
問題は「総合文化ゼミナール」という科目です。
今年はこれを2コマ担当するのですが、
「パリ映画」と「ワールド映画」です。
今まで、取り上げる作品を入れ替えながら、
おもしろくて学習効果の上がるリストに仕上げてきたつもりなんですが、
今回は、
手持ちのDVDを見せることはできず、
学生がアクセスしやすい作品から選ぶ必要があります。
で、
かなりラインナップが変わりました。

「パリ映画」のほうは、
以前ここでも触れました。
そして「ワールド映画」のほうは、

『オマールの壁』
『おじいちゃんの里帰り』
『パレードへようこそ』
『わたしは、ダニエル・ブレイク』
『最強のふたり』
『国際市場で逢いましょう』
『活きる』

の7本にする予定です。
(今日決めました。)
もちろん、他にも候補はいろいろありましたが、
いちおうAmazon Prime しばりを(自分で)かけたので、
取り上げられなかったものもあります。
(南アの『ツォツィ』、
メキシコの『闇の列車、光の旅』、
イランの『別離』
ロードムーヴィー『インディスワールド』がその代表。)
もっと「辺境」を扱う作品を扱うことも考えましたが、
それは新入生には、
ちょっとハードルが高いと判断しました。

以前は、DVDはあるけど、
それに日本語字幕がないので見せられない、
というのが足かせだったんですが、
今回はそれ以上の苦しさでした。
でも!
リストアップした7本をちゃんと見れば、
そうしなかった場合に比べて、
はるかに視野が広がるのは間違いないと思います。
新入生諸君、待ってください!