2020年5月9日土曜日

『おじいちゃんの里帰り』・3

ドイツ映画『おじいちゃんの里帰り』については、
ここでもすでに2度、触れたことがあります。
学部の授業で見せるのは、
今年が初めてですが、
2年ほど前に1度だけ、
大学院のゼミで見たことがあります。
(この時は、ファティ・アキンをたくさん見て、
その補助線的に見たのでした。)
で、
また見てみました。

印象は、
2年前と変わりませんでした。
おもしろいのだけれど、
映画としては、
破綻しているように見える部分があり、
また、
映画を貫く「思想」については、
否定はしないけれど、
わたしには少し物足りなく感じる、
ということです。

でも、授業で使うなら、
ドイツでのトルコ移民の歴史がわかるし、
どこが破綻している(とわたしが思うわけですが)のかを見る練習にもなるので、
ちょうどいいのじゃないかと思いました。