というわけで、久しぶりに見てみました、
『モンスーン・ウェディング』です。
http://www.youtube.com/watch?v=sjQjw-UyAX0
監督は、パンジャブ人のリアルな姿を描きたかった、
と言っていて、
なるほど生気にあふれたその暮らしが映し出されています。
ヒンドゥーの結婚式は、
1週間ほど続くそうで、その間に遠方からも人々が集まり、
クライマックスに向かって進んでいくわけです。
花嫁が昔の彼氏に会いに行ったり、
幼女を狙う金持ち中年男がいたり、
自分を生きようとする独身女性がいたり、
シェフになりたいと言う息子と、
男らしい男になれと言う父親がいたり……
つまりヒンドゥーの世界も、
わたしたちの世界と地続きです。
この映画の中では、
いわゆるカーストについてははっきりとは描かれていませんが、
ただ1か所、
結婚式のコーディネーターであるやり手の男性が、
金払いの悪い雇い主をこき下ろして、
「身分もくそもあるか!」
と仲間たちに言い放つ場面があるくらいです。
(ここの英語字幕は、
The one-rupee era is over !
なんですが、
「1ルピー時代」とは何なんでしょう?)
仏教発祥の地でありながら、
8割ほどがヒンドゥー教徒であるインド。
(どうしてそうなったかは、
突き詰めると謎だと言われますが。)
インドが注目される文脈は少なくないと思いますが、
簡単にわかる世界だとは思えません。
でも、興味はありますねえ。
そういえば、ゾロアスター教徒もいるわけでしたね。
http://tomo-524.blogspot.jp/2010/09/blog-post_26.html