昨日、『奇跡の教室』のことを復習しましたが、
蔦屋で見かけたもう一本は、
『カミーユ、恋はふたたび』
です。
これについても、
以前ここで書きました。
(日本版が出たのは、去年の夏ですね。)
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/04/camille-redouble.html
そして ↑ では触れませんでしたが、
実はこれも、「クレテイユ映画」です。
とはいっても、
舞台は駅周辺の再開発地区ではなく、
その外側の、
pavillon(低価格の一軒家)が立ち並ぶ地域です。
移民であるとかないとかいう話題はまったく出ませんが、
主人公の夫はアラブ系なのです。
それが、
何でもないふつうのこととして、話は進みます。
タイムスリップ物として、
十分楽しめる映画だと思いますが、
2017年3月24日金曜日
2017年3月23日木曜日
『奇跡の教室 受け継ぐものたちへ』(追記あり)
蔦屋でぶらぶらしていて、
この映画を見つけました。
『奇跡の教室 受け継ぐものたちへ』
去年、結構話題になった作品です。
http://kisekinokyoshitsu.jp/
原題は
Les Héritiers
で、今過去ログを見たら、
一昨年の7月に、簡単に触れていました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/07/blog-post_88.html
で、あまりに簡単にしか触れていなかったことに気づいたので、
ここでもう一度書いておくため、
また見直しました。
かなりアレテイル、パリ郊外の高校。
全校で見れば、
生徒たちの所属するコミュニティーは29にもなると校長は言いますが、
中心的に描かれるクラスもまた、
そう言う感じです。
で、
このアレテイル生徒たちをまとめ、
なにかある方向に向かって進むことを教えるためなのでしょう、
女性教師は彼らに、
ホロコーストに関わるコンテストに出場することを提案します。
それをきっかけに、
生徒たちは変わってゆく……
HPのコメント欄で、
バラカンさんが指摘している通り、
ストーリーそのものと同じくらい、
生徒たちのクローズアップの表情が印象的な作品です。
で、
わたしにとってはやはり、
これはまぎれもなく「クレテイユ映画」だなあという気が、
どうしてもします。
というのもクレテイユは、
移民の多い「郊外」であると同時に、
パリ有数のユダヤ人コミュニティーが存在する街だからです。
この映画で、ホロコーストが大きく扱われるわけですが、
それはクレテイユという街と切り離すことはできないのです。
実際クラスには、
ヨーロッパ系とアフリカ系、
二人のユダヤ人少女がいます。
また、主人公とも言えるマリック(=当然ムスリム)は、
イスラエルに出かけるという、
近所のマダムの飼っているエルヴィス(インコです)の
世話をすることを引き受けます。
ここにはもちろん、
共生という現実があるわけですね。
また途中、きれいなモスクが出てきますが、
これはクレテイユ湖の西側にある、
Mosquée Sahaba de Créteil
です。
このモスクは、
この映画でもメルクマールとして使われていました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/12/le-noir-te-vous-va-si-bien.html
そしてクレテイユ映画の代表格、
『セリ・ノワール』については、
ここで書きました。
http://www.jiji.com/jc/v4?id=hssfranse-007-16100001
◆追記:
主人公は、
マリックというムスリムの男子生徒。
彼は、ある場面で、
「カメリアっていい子だよね」
と言うのですが、
彼女はユダヤ人なのです。
で、
物語の最後、
二人は手を繋いだりもします。
(カメリアの父親は、
挨拶してくるマリックを無視しますが。)
つまりこの映画は、
「アラブ―ユダヤ映画」でもあるわけです。
これは、
とても重要な点だと思います。
◆追記2
生徒委員でアフリカ系のマックスが、
ルワンダ虐殺の話が出たところで、
「コルネイユだ!」
と叫んで歌い出すのは、
わたしも好きな、この歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=BjIUDSK375Q
コルネイユが、両親をこの虐殺で失くしたことは、
やはり広く知られているようですね。
この映画を見つけました。
『奇跡の教室 受け継ぐものたちへ』
去年、結構話題になった作品です。
http://kisekinokyoshitsu.jp/
原題は
Les Héritiers
で、今過去ログを見たら、
一昨年の7月に、簡単に触れていました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/07/blog-post_88.html
で、あまりに簡単にしか触れていなかったことに気づいたので、
ここでもう一度書いておくため、
また見直しました。
かなりアレテイル、パリ郊外の高校。
全校で見れば、
生徒たちの所属するコミュニティーは29にもなると校長は言いますが、
中心的に描かれるクラスもまた、
そう言う感じです。
で、
このアレテイル生徒たちをまとめ、
なにかある方向に向かって進むことを教えるためなのでしょう、
女性教師は彼らに、
ホロコーストに関わるコンテストに出場することを提案します。
それをきっかけに、
生徒たちは変わってゆく……
HPのコメント欄で、
バラカンさんが指摘している通り、
ストーリーそのものと同じくらい、
生徒たちのクローズアップの表情が印象的な作品です。
で、
わたしにとってはやはり、
これはまぎれもなく「クレテイユ映画」だなあという気が、
どうしてもします。
というのもクレテイユは、
移民の多い「郊外」であると同時に、
パリ有数のユダヤ人コミュニティーが存在する街だからです。
この映画で、ホロコーストが大きく扱われるわけですが、
それはクレテイユという街と切り離すことはできないのです。
実際クラスには、
ヨーロッパ系とアフリカ系、
二人のユダヤ人少女がいます。
また、主人公とも言えるマリック(=当然ムスリム)は、
イスラエルに出かけるという、
近所のマダムの飼っているエルヴィス(インコです)の
世話をすることを引き受けます。
ここにはもちろん、
共生という現実があるわけですね。
また途中、きれいなモスクが出てきますが、
これはクレテイユ湖の西側にある、
Mosquée Sahaba de Créteil
です。
このモスクは、
この映画でもメルクマールとして使われていました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2015/12/le-noir-te-vous-va-si-bien.html
そしてクレテイユ映画の代表格、
『セリ・ノワール』については、
ここで書きました。
http://www.jiji.com/jc/v4?id=hssfranse-007-16100001
◆追記:
主人公は、
マリックというムスリムの男子生徒。
彼は、ある場面で、
「カメリアっていい子だよね」
と言うのですが、
彼女はユダヤ人なのです。
で、
物語の最後、
二人は手を繋いだりもします。
(カメリアの父親は、
挨拶してくるマリックを無視しますが。)
つまりこの映画は、
「アラブ―ユダヤ映画」でもあるわけです。
これは、
とても重要な点だと思います。
◆追記2
生徒委員でアフリカ系のマックスが、
ルワンダ虐殺の話が出たところで、
「コルネイユだ!」
と叫んで歌い出すのは、
わたしも好きな、この歌です。
https://www.youtube.com/watch?v=BjIUDSK375Q
コルネイユが、両親をこの虐殺で失くしたことは、
やはり広く知られているようですね。
2017年3月22日水曜日
人口
唐突ですが、
今後日本の人口が減っていくのは、
確実なようです。
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/kaisetsu.pdf
これって、
みんななんとなく知っている気がしているものの、
ほんとうにじっくりとは味わっていないんじゃないでしょうか。
将来のことは、
この、ほぼ確定のことがら抜きでは、
語り得ないのでしょう。
今後日本の人口が減っていくのは、
確実なようです。
http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/newest04/kaisetsu.pdf
これって、
みんななんとなく知っている気がしているものの、
ほんとうにじっくりとは味わっていないんじゃないでしょうか。
将来のことは、
この、ほぼ確定のことがら抜きでは、
語り得ないのでしょう。
「ふらんす」4月号、発売!
ついに出ました、
1年分の音声を詰め込んだCD付きの、
「ふらんす」4月号です。
特集は、
「もっともっとフランス語! 」
4月号には、
今のフランスをヴィヴィッドに伝える情報や、
さまざま角度からの含蓄あるエッセイ、
そしてフランス語を勉強するための、
さまざまな情報が網羅されています。
とてもお得!
じゃんぽ~るさんとの対談も、
たっぷり6ページもとっていただいて、
これはちょっと申し訳ないようですが、
でも、それなりに楽しんでいただけると思います!
ぜひ!
以前も貼りましたが、
じゃんぽ~るさんのマンガの立ち読みです。
https://twitter.com/JP_NISHI?lang=ja
AFP発の、フランス大統領選に絡んだ、
おもしろい表にも触れられています。
1年分の音声を詰め込んだCD付きの、
「ふらんす」4月号です。
特集は、
「もっともっとフランス語! 」
4月号には、
今のフランスをヴィヴィッドに伝える情報や、
さまざま角度からの含蓄あるエッセイ、
そしてフランス語を勉強するための、
さまざまな情報が網羅されています。
とてもお得!
じゃんぽ~るさんとの対談も、
たっぷり6ページもとっていただいて、
これはちょっと申し訳ないようですが、
でも、それなりに楽しんでいただけると思います!
ぜひ!
以前も貼りましたが、
じゃんぽ~るさんのマンガの立ち読みです。
https://twitter.com/JP_NISHI?lang=ja
AFP発の、フランス大統領選に絡んだ、
おもしろい表にも触れられています。
2017年3月20日月曜日
フランコフォニーのお祭り2017
この告知を見ると、
ああ、春だなあ、
と思うここ数年です。
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/franco2017/
チュニジア系ユダヤ人の母と、
コートジボワール系ムスリムの父を持ち、
フランス語と英語で歌うLaetitia Dana、
見てみたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=AjAfoAvhzFE (←29秒あたりから)
https://www.youtube.com/watch?v=zWim-EyHJZM
ああ、春だなあ、
と思うここ数年です。
http://www.institutfrancais.jp/tokyo/events-manager/franco2017/
チュニジア系ユダヤ人の母と、
コートジボワール系ムスリムの父を持ち、
フランス語と英語で歌うLaetitia Dana、
見てみたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=AjAfoAvhzFE (←29秒あたりから)
https://www.youtube.com/watch?v=zWim-EyHJZM
Sing
大ヒット上映中、
とHPでは言っている、
Sing
を見てきました。
映画館内には、子供たちがおおぜい。
http://sing-movie.jp/
↑ 予告編、何種類もあります。
父親が、洗車をしながら貯めたお金で買った劇場、
それを受け継ぎながら、
一本もヒット作を作れないまま、
その劇場を差し押さえられそうになっている(ねずみの)ムーン。
彼は、起死回生を狙い、
賞金1000ドルのかかった歌のコンテストを企画します。が、
200歳になる(イグアナの)秘書がタイプミス、
賞金は10000ドルと公表され、
とんでもない数の出場希望者が押し寄せます。
で、オーディションを行い、
(賞金を支払える可能性なんかないまま)
何人かに、
本選の出場権を与えますが、
ちょっと凝った演出を仕掛けたことから、
古い劇場はなんと崩壊。
銀行もやってきて、
ムーンにはもう何もできなくなります……
(でももちろん、その後コンテストは行われ、
そのステージが一つの見せ場になってゆきます。)
ムーンか抱えているのは、
借金だけでなく、
父と子の問題です。
そして出場者の中の一人(一匹?)が抱えているのもまた、
それとパラレルな問題。
さらに出場者の中には、
主婦業に疲れ、
自分の歌の才能を試しに来るブタ、
自分を押さえつけていたカレシと別れ、
やっと思いのまま生きられるようになったハリネズミ、
などもいます。
いろんな人が、
思い入れを込めて見られるようになっていて、
それがわりとうまくいっていると思います。
(多少ナイーブすぎる気もしますが。)
そして曲目も、
テイラー・スイフト、ガガ、ビヨンセから、
ボウイ、ジプシー・キングス、シナトラ、パミュパミュまで、
いろんな年代、いろんな民族が、
ああ、これね、
と言いやすいように、仕掛けられています。
明らかに、
マーケットは世界、
なんですね。
ちなみに、
わたしにとって1番耳に残ったのは、
ほんのちょっとしか出てこない、
これでした。
https://www.youtube.com/watch?v=JptwkEhdNfY
ただ好きなだけか!?
とHPでは言っている、
Sing
を見てきました。
映画館内には、子供たちがおおぜい。
http://sing-movie.jp/
↑ 予告編、何種類もあります。
父親が、洗車をしながら貯めたお金で買った劇場、
それを受け継ぎながら、
一本もヒット作を作れないまま、
その劇場を差し押さえられそうになっている(ねずみの)ムーン。
彼は、起死回生を狙い、
賞金1000ドルのかかった歌のコンテストを企画します。が、
200歳になる(イグアナの)秘書がタイプミス、
賞金は10000ドルと公表され、
とんでもない数の出場希望者が押し寄せます。
で、オーディションを行い、
(賞金を支払える可能性なんかないまま)
何人かに、
本選の出場権を与えますが、
ちょっと凝った演出を仕掛けたことから、
古い劇場はなんと崩壊。
銀行もやってきて、
ムーンにはもう何もできなくなります……
(でももちろん、その後コンテストは行われ、
そのステージが一つの見せ場になってゆきます。)
ムーンか抱えているのは、
借金だけでなく、
父と子の問題です。
そして出場者の中の一人(一匹?)が抱えているのもまた、
それとパラレルな問題。
さらに出場者の中には、
主婦業に疲れ、
自分の歌の才能を試しに来るブタ、
自分を押さえつけていたカレシと別れ、
やっと思いのまま生きられるようになったハリネズミ、
などもいます。
いろんな人が、
思い入れを込めて見られるようになっていて、
それがわりとうまくいっていると思います。
(多少ナイーブすぎる気もしますが。)
そして曲目も、
テイラー・スイフト、ガガ、ビヨンセから、
ボウイ、ジプシー・キングス、シナトラ、パミュパミュまで、
いろんな年代、いろんな民族が、
ああ、これね、
と言いやすいように、仕掛けられています。
明らかに、
マーケットは世界、
なんですね。
ちなみに、
わたしにとって1番耳に残ったのは、
ほんのちょっとしか出てこない、
これでした。
https://www.youtube.com/watch?v=JptwkEhdNfY
ただ好きなだけか!?
2017年3月18日土曜日
『犯人は21番に住む』
アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督のデビュー作、
『犯人は21番に住む』(1942)
を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=nUIOhu0j3Yw
コメディー・タッチの推理物で、
わたしとしては、
いったいどこの21番地?
という一点で見たのですが、
それは、
Avenue Junot の21番地でした。
モンマルトルの、
サクレ・クールの西側、
ラマルク・コーランクール駅の近くです。
また、映画内で最初に殺される酔っ払いは、
ジョレスに住んでいる設定です。
(セット内で撮られていますが。戦争中だし。)
戦争中ということで言えば、
「植民地」に関わる事柄が2つ。
まずは、売れない歌手が興行主に自分を売り込む際、
「わたしは未開の植民地と同じ、
支えてくれる人が必要なの」
と宣います。
また、「犯人」が住む21番地のミモザ館の間借り人の中には、
自慢げに、
オレは植民地で25年過ごしたと言う医者も出てきます。
(ウソなんですけど。)
この辺に注目して、
この辺りの時代の映画を見てゆくのも、
おもしろいかもしれないですね。
『犯人は21番に住む』(1942)
を見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=nUIOhu0j3Yw
コメディー・タッチの推理物で、
わたしとしては、
いったいどこの21番地?
という一点で見たのですが、
それは、
Avenue Junot の21番地でした。
モンマルトルの、
サクレ・クールの西側、
ラマルク・コーランクール駅の近くです。
また、映画内で最初に殺される酔っ払いは、
ジョレスに住んでいる設定です。
(セット内で撮られていますが。戦争中だし。)
戦争中ということで言えば、
「植民地」に関わる事柄が2つ。
まずは、売れない歌手が興行主に自分を売り込む際、
「わたしは未開の植民地と同じ、
支えてくれる人が必要なの」
と宣います。
また、「犯人」が住む21番地のミモザ館の間借り人の中には、
自慢げに、
オレは植民地で25年過ごしたと言う医者も出てきます。
(ウソなんですけど。)
この辺に注目して、
この辺りの時代の映画を見てゆくのも、
おもしろいかもしれないですね。
2017年3月17日金曜日
Jusqu'à toi
メラニー・ロランは、
好きな女優の一人です。
アイドル的な扱いを受けることもあるようで、
まあその辺はよくわかりませんが、
画面に現れると、ちょっと見てしまいます。
で、そのメラニーと、
ジェラルディン・ナカシュが出演している
(そしてチョイ役ですが、ジェゼフィンヌ・ドゥ・モーも出ている)
Jusqu'à toi (2009)
という 映画を見てみました。
(で、また見終わってから調べて気づいたのですが、
『恋は3,000マイルを越えて 』というタイトルで、
日本版のDVDも出ていました。)
https://www.youtube.com/watch?v=3gXseYZwZRE
まあ、ラブコメです。
他愛無いです。
監督(とカメラ)は、
メラニーを可愛く可愛く撮っています。
それは成功していて、そもそも画面はよく構成されている感じ。
(上の画像のように。)
わたしにとって印象的だったのは、
ジェラルディン・ナカシュが、
おそらく肌の色を濃く見せる化粧をして、
明かな移民役で出ていたこと。
もちろん彼女は移民役を何度もやってますが、
今回は、中東系? という印象をあえて与えている感じ。
その意図ははっきりしませんが……。
とにかく、この演出、覚えておくことにしましょう。
2017年3月16日木曜日
完結編
「仁義なき」、
完結編を見て、
一応シリーズ5作を見終わりました。
https://www.youtube.com/watch?v=c7D-zKqaStU
評判通り、
なかなかいいシリーズでした。
ただ、この完結編だけは、
少しトーンが違っていて、
それは、主役級のふたり、
武田組組長(小林旭)と、
広能(菅原文太)の二人の中に、
死を見すぎたゆえの虚無感が、
色濃く立ち上がってしまったからなんでしょう。
観客、というか少なくともわたしは、
この虚無感にシンクロしてしまいました。
そこが、この完結編を、
他の4作と分けていると感じました。
完結編を見て、
一応シリーズ5作を見終わりました。
https://www.youtube.com/watch?v=c7D-zKqaStU
評判通り、
なかなかいいシリーズでした。
ただ、この完結編だけは、
少しトーンが違っていて、
それは、主役級のふたり、
武田組組長(小林旭)と、
広能(菅原文太)の二人の中に、
死を見すぎたゆえの虚無感が、
色濃く立ち上がってしまったからなんでしょう。
観客、というか少なくともわたしは、
この虚無感にシンクロしてしまいました。
そこが、この完結編を、
他の4作と分けていると感じました。
2017年3月13日月曜日
日本的家族
今日は大学で、
4つの会議に参加してきましたが、
今年度については、
こういう連続会議の日は今日が最後。
いよいよ年度の終わりという感じです。
(あ、でもまだ卒業式があるんだった。)
「仁義なき戦い」シリーズは、
第3作の「代理戦争」と、
第4作の「頂上作戦」を見ました。
どちらも、緊張感が途切れず、
なかなかの出来栄え。
しかも、無理に引っ張っている感じはまったく感じられません。
そうした点では、
とてもよくできていると思いました。
トッドは、
各地域の家族形態の分析から始めて、
たとえば、
社会主義国家とのあまりに明確な関係を指摘しました。
(キューバ、ロシア、中国など、
外婚制共同体家族 (la famille communautaire exogame) の地域と、
はっきりした相関が認められる、というわけです。)
ヤクザの世界は、いわゆる擬制的な家族でできています。
そしてそのヤクザ的家族とは、とうぜん日本的な家族、
つまり、トッド流にいうなら、
直系家族 (la famille souche) (=親は子に対し権威的であり、兄弟は不平等)
なわけですが、
この映画の家族は、まさにそれ。
親は子に対し権威的であり、兄弟は不平等、そのものです。
当時この映画、どんな受け入れられ方をしたのかは知らないのですが、
(調べてみる価値はあると思います。)
ここで描かれた擬制的家族を通して、
日本の「会社」というものの在りように思いを馳せたということは、
あったに違いないと思います。
日本研究の教材として、
このシリーズは有効ですね。
(どこか海外の大学で、使っている先生がいるのでしょうか?)
4つの会議に参加してきましたが、
今年度については、
こういう連続会議の日は今日が最後。
いよいよ年度の終わりという感じです。
(あ、でもまだ卒業式があるんだった。)
「仁義なき戦い」シリーズは、
第3作の「代理戦争」と、
第4作の「頂上作戦」を見ました。
どちらも、緊張感が途切れず、
なかなかの出来栄え。
しかも、無理に引っ張っている感じはまったく感じられません。
そうした点では、
とてもよくできていると思いました。
トッドは、
各地域の家族形態の分析から始めて、
たとえば、
社会主義国家とのあまりに明確な関係を指摘しました。
(キューバ、ロシア、中国など、
外婚制共同体家族 (la famille communautaire exogame) の地域と、
はっきりした相関が認められる、というわけです。)
ヤクザの世界は、いわゆる擬制的な家族でできています。
そしてそのヤクザ的家族とは、とうぜん日本的な家族、
つまり、トッド流にいうなら、
直系家族 (la famille souche) (=親は子に対し権威的であり、兄弟は不平等)
なわけですが、
この映画の家族は、まさにそれ。
親は子に対し権威的であり、兄弟は不平等、そのものです。
当時この映画、どんな受け入れられ方をしたのかは知らないのですが、
(調べてみる価値はあると思います。)
ここで描かれた擬制的家族を通して、
日本の「会社」というものの在りように思いを馳せたということは、
あったに違いないと思います。
日本研究の教材として、
このシリーズは有効ですね。
(どこか海外の大学で、使っている先生がいるのでしょうか?)
2017年3月11日土曜日
モリエール条項(clause Molière)
フランスの言語覇権主義は、
いわば帝国主義的なわけですが、
この「モリエール条項」というは、
もっと「内向き」な印象があります。
http://www.afpbb.com/articles/-/3121039?cx_part=txt_topics
http://www.lefigaro.fr/conjoncture/2017/03/10/20002-20170310ARTFIG00256-imposer-le-francais-sur-les-chantiers-devient-un-enjeu-politique.php
ここで引用されているモリエールの一節、
... c'est n'estimer rien, qu'estimer tout le monde
(全員を尊重することは、何も尊重しないのと同じだ)
いわば帝国主義的なわけですが、
この「モリエール条項」というは、
もっと「内向き」な印象があります。
http://www.afpbb.com/articles/-/3121039?cx_part=txt_topics
http://www.lefigaro.fr/conjoncture/2017/03/10/20002-20170310ARTFIG00256-imposer-le-francais-sur-les-chantiers-devient-un-enjeu-politique.php
ここで引用されているモリエールの一節、
... c'est n'estimer rien, qu'estimer tout le monde
(全員を尊重することは、何も尊重しないのと同じだ)
だから、
全員ではない人たちを尊重しよう、
ということなんでしょうが、
それはどうでしょうか?
6年目
一昨日の Le Point の記事。
http://www.lepoint.fr/monde/fukushima-l-invasion-de-sangliers-radioactifs-10-03-2017-2111009_24.php#xtor=CS3-190
これは、NYタイムズのこの記事に基づいているわけですね。
https://www.nytimes.com/2017/03/09/world/asia/radioactive-boars-in-fukushima-thwart-residents-plans-to-return-home.html?_r=0
そして放射能に汚染されたイノシシのことについては、
日本でもこんな記事が、
約1年前に出ています。
http://newsphere.jp/national/20160417-1/
人間の帰還を妨げる、というのは問題であるにしても、
イノシシたち自身もまた、
被害者であるわけですね。
http://www.lepoint.fr/monde/fukushima-l-invasion-de-sangliers-radioactifs-10-03-2017-2111009_24.php#xtor=CS3-190
これは、NYタイムズのこの記事に基づいているわけですね。
https://www.nytimes.com/2017/03/09/world/asia/radioactive-boars-in-fukushima-thwart-residents-plans-to-return-home.html?_r=0
そして放射能に汚染されたイノシシのことについては、
日本でもこんな記事が、
約1年前に出ています。
http://newsphere.jp/national/20160417-1/
人間の帰還を妨げる、というのは問題であるにしても、
イノシシたち自身もまた、
被害者であるわけですね。
2017年3月10日金曜日
『仁義なき戦い』
まあ、日本でそのタイトルを知らない人はほとんどいない、
有名なシリーズ、
『仁義なき戦い』(5部作)
は、1973年1月から始まり、
翌74年の6月には「完結編」が公開されています。
これは、わたしにとっては、
中3から高1にかけて、ということになるのですが、
当時はたいして映画を見ていなかったし、
見ているたものの中で好きだったのは、
リバイバルで見た『歴史は夜作られる』や『暗黒街の弾痕』、
新作だと、『スティング』や『パピヨン』、そして『暗黒街のふたり』などでした。
(今挙げた5作、そういえば、すべて新宿で見ました。
ちなみに『ゴッドファーザー』は72年に、これは銀座で見ました。
映画の記憶って、見た映画館とけっこう結びついていることに、
今気づきました。
まあ、それはともかく。)
だから邦画を、それもヤクザ映画を見ることはありませんでした。
その後、レンタル・ヴィデオが広まったころに、
借りて見た記憶はおぼろげにあるんですが、
あまり印象に残っていません。
で、
おそろしく遅ればせながら、
まずは最初の2作を見てみました。
『仁義なき戦い』と、『仁義なき戦い 広島死闘篇』です。
https://www.youtube.com/watch?v=wfe4JCFKFTg
https://www.youtube.com/watch?v=F3_7wpLZ_dc
結論から言うなら、
これはおもしろい。
ネット上ですでにそういう指摘がありましたが、
まさに群像劇で、
冒頭の原爆の映像は、
そのドラマの背景を一挙に提示しているようです。
場所と、時代と。
ただし『広島死闘篇』のほうは、
群像劇の要素はやや薄まり、
ある青年の破滅的な行状を、
荒々しく追ってゆくものです。
この映像、
いいですね!
ザラザラした、という形容がぴったりだと感じました。
あと3本、見る予定です!
有名なシリーズ、
『仁義なき戦い』(5部作)
は、1973年1月から始まり、
翌74年の6月には「完結編」が公開されています。
これは、わたしにとっては、
中3から高1にかけて、ということになるのですが、
当時はたいして映画を見ていなかったし、
見ているたものの中で好きだったのは、
リバイバルで見た『歴史は夜作られる』や『暗黒街の弾痕』、
新作だと、『スティング』や『パピヨン』、そして『暗黒街のふたり』などでした。
(今挙げた5作、そういえば、すべて新宿で見ました。
ちなみに『ゴッドファーザー』は72年に、これは銀座で見ました。
映画の記憶って、見た映画館とけっこう結びついていることに、
今気づきました。
まあ、それはともかく。)
だから邦画を、それもヤクザ映画を見ることはありませんでした。
その後、レンタル・ヴィデオが広まったころに、
借りて見た記憶はおぼろげにあるんですが、
あまり印象に残っていません。
で、
おそろしく遅ればせながら、
まずは最初の2作を見てみました。
『仁義なき戦い』と、『仁義なき戦い 広島死闘篇』です。
https://www.youtube.com/watch?v=wfe4JCFKFTg
https://www.youtube.com/watch?v=F3_7wpLZ_dc
結論から言うなら、
これはおもしろい。
ネット上ですでにそういう指摘がありましたが、
まさに群像劇で、
冒頭の原爆の映像は、
そのドラマの背景を一挙に提示しているようです。
場所と、時代と。
ただし『広島死闘篇』のほうは、
群像劇の要素はやや薄まり、
ある青年の破滅的な行状を、
荒々しく追ってゆくものです。
この映像、
いいですね!
ザラザラした、という形容がぴったりだと感じました。
あと3本、見る予定です!
5刷
2年前にレナさんと作ったテキスト、
Dis-moi tout !
が、めでたく5刷りになりました。
来年度には、
統一教科書として使ってくださる大学もあり、
お役に立てばいいなあと願っています。
(でもこのテキスト、
自分で言うとバカみたいですが、
内容はかなりいいと思っています。
大半はレナさんのアイディアですけど!)
で昨日、
そのお祝い(?)&新しい企画の相談で、
レナさん、わたし、
そしてDis-moi tout ! を担当してくれたチョー優秀な編集者ミドリさんと、
新宿でランチをしました。
久しぶりに集合して、
とても楽しい時間を過ごせました。
でもやっぱり、
会っていろいろ話している中でこそ、
新しい何かは生まれるんだと感じました。
まだ卵でさえありませんが、
いつかは形にしたいと思います。
Dis-moi tout !
が、めでたく5刷りになりました。
来年度には、
統一教科書として使ってくださる大学もあり、
お役に立てばいいなあと願っています。
(でもこのテキスト、
自分で言うとバカみたいですが、
内容はかなりいいと思っています。
大半はレナさんのアイディアですけど!)
で昨日、
そのお祝い(?)&新しい企画の相談で、
レナさん、わたし、
そしてDis-moi tout ! を担当してくれたチョー優秀な編集者ミドリさんと、
新宿でランチをしました。
久しぶりに集合して、
とても楽しい時間を過ごせました。
でもやっぱり、
会っていろいろ話している中でこそ、
新しい何かは生まれるんだと感じました。
まだ卵でさえありませんが、
いつかは形にしたいと思います。
2017年3月8日水曜日
2017年3月7日火曜日
「ふらんす」4月号、予告
今年度も終わるなあ……
と思っていたら、
もう新年度号の発売予告が!
http://www.hakusuisha.co.jp/news/n18374.html
毎年のことですが、
1年分の音源(CD)がついた4月号は、
とにかく買っておかないと!
そして、じゃんぽ~る西さんとわたしの対談もあります。
じゃんぽ~るさんのお話、
おもしろいですよ!
発売は、22日頃です!
と思っていたら、
もう新年度号の発売予告が!
http://www.hakusuisha.co.jp/news/n18374.html
毎年のことですが、
1年分の音源(CD)がついた4月号は、
とにかく買っておかないと!
そして、じゃんぽ~る西さんとわたしの対談もあります。
じゃんぽ~るさんのお話、
おもしろいですよ!
発売は、22日頃です!
2017年3月5日日曜日
「最愛の子ども」
寡作で知られる松浦理英子の、4年ぶりの新作、
「最愛の子ども」 (「文学界」2月号)
を読んでみました。
17歳の、女子高校生たち。
男女共学なんだけれども、
男女別クラスという学校での、
<妻>である今里真汐、
<夫>である舞原日夏、
<子>である薬井空穂、
の3人を中心とした物語です。
語り手である「わたし(たち)」は、
なんというか、未分化な状態にあるナニカであり、
特定の「個」ではありません。
と書いても、わかりにくいですね。
女子高校生3人が、家族だなんて。
でも、そうなんです。
3人それぞれにとって、
そして「わたしたち」にとっても。
冒頭、この「わたしたち」の内実を形成するらしい人物が次々に登場するところでは、
人物が多くてちょっと不安になりましたが、
そこを過ぎれば、
もう、めくるめく物語の世界に引き込まれます。
多様なセクシャリティー、と言えばそうなんですが、
この小説は、
そうした「枠」からまったく自由。
デリケートで、
同時にそうした自分への視線は厳しくもあり、
エロティックで、
同時に冴えた覚醒もあり、
情愛にあふれ、
それははかなくもあるという、
これは、傑作と呼べると思います。
わたしは雑誌で読んだのですが、
当然やがて本になるでしょう。
そして、
大いに話題になるでしょう。
書評がありました。
http://www.nishinippon.co.jp/feature/literary_trend_story/article/305119
「最愛の子ども」 (「文学界」2月号)
を読んでみました。
17歳の、女子高校生たち。
男女共学なんだけれども、
男女別クラスという学校での、
<妻>である今里真汐、
<夫>である舞原日夏、
<子>である薬井空穂、
の3人を中心とした物語です。
語り手である「わたし(たち)」は、
なんというか、未分化な状態にあるナニカであり、
特定の「個」ではありません。
と書いても、わかりにくいですね。
女子高校生3人が、家族だなんて。
でも、そうなんです。
3人それぞれにとって、
そして「わたしたち」にとっても。
冒頭、この「わたしたち」の内実を形成するらしい人物が次々に登場するところでは、
人物が多くてちょっと不安になりましたが、
そこを過ぎれば、
もう、めくるめく物語の世界に引き込まれます。
多様なセクシャリティー、と言えばそうなんですが、
この小説は、
そうした「枠」からまったく自由。
デリケートで、
同時にそうした自分への視線は厳しくもあり、
エロティックで、
同時に冴えた覚醒もあり、
情愛にあふれ、
それははかなくもあるという、
これは、傑作と呼べると思います。
わたしは雑誌で読んだのですが、
当然やがて本になるでしょう。
そして、
大いに話題になるでしょう。
書評がありました。
http://www.nishinippon.co.jp/feature/literary_trend_story/article/305119
2017年3月4日土曜日
『海燕ジョーの奇跡』
かつて一世を風靡したドラマ、
『ふぞろいの林檎たち』。
そのパート1が始まったのは、1983年、
わたしが修士課程にいる頃でした。
そしてその「林檎」の一人に、
(わたしと同じ歳の)時任三郎がいました。
彼は翌84年、ある映画にも主演しました。
『海燕ジョーの奇跡』
です。
ただその頃わたしは、
日本映画を見る習慣がなかったのでスルーしてしまったのですが、
それを今日、見ることができました。
https://www.youtube.com/watch?v=NXrbcFrutMY
実は、
先日の『沖縄やくざ戦争』に続き、
「なにか離島ものを!」
というわがままな希望に対し、
倉石先生がDVDを貸しくれたのでした。
主人公ジョーは、日比の「ミックス」で、
沖縄でチンピラ稼業。
弟分を殺されて逆上し、
相手側の親分を射殺、
さらには大金も盗んで、
逃避行します。
その旅は、
宮古島~与那国島(=恋人の出身地)~台湾~フィリピン
と続くのですが、
この南へ向かう旅程は、
海のロードムーヴィーという感じで、
ちょっとうっとりします。
(闇の小舟の船頭が三船敏郎だったり。)
やがて、マニラに到着。
そこには、
ジョーを可愛がっていた「組長」の昔馴染み(=原田芳雄)がいて、
彼を頼って行ったわけです。
ただしそもそもそこは、
ジョーにとって(少なくとも半ばは)「おれの国」でもあるわけです。
実際、ずいぶん前に分かれた実父は、
今もマニラにいるはずです。
この父親からのエアメールを、
ジョーは手放すことはありません。
やがてそこに、
恋人の陽子も合流し、
彼の子を妊娠していることを告げます……
マニラの街は、
かなり克明に記録されています。が、
おそらくそれは、
細部が拡大されているのであって、
マニラ全体を映しているわけではないでしょう。
それでもやっぱり、
街中の風景はおもしろいです。
一般的に言って、
ヤクザ映画やギャング映画には、
命を捨てることを「美しい」とする倫理、
家父長的な家族主義の肯定、
新興勢力(≒グローバリスト)への抵抗、
などが見いだされるようです。
ただこうして書いてみると、
これらの要素は、
ヤクザ映画の専売ではないことにすぐ気づきます。
そしてこれらの要素の中には、
なかなかの危険なものも含まれていて、
たとえば、命に対する態度などは、
そのまま戦争へと突っ走る「勇気」に転換されることもあり得るわけです。
ただそれでも、こうした倫理がウケルのは、
わたしたちの中に、
そうしたオリエンテーションが残っているからなのでしょう。
いやそんなものはまったくない、
と言い切れる人は、
むしろ少数派なんじゃないでしょうしょうか。
だって、『ゴッドファーザー』は「おもしろい」と感じてしまいますからね。
……と話しが逸れてしまいましたが、
30数年遅れで見た『海燕ジョーの奇跡』、
なかなかおもしろかったです!
『ふぞろいの林檎たち』。
そのパート1が始まったのは、1983年、
わたしが修士課程にいる頃でした。
そしてその「林檎」の一人に、
(わたしと同じ歳の)時任三郎がいました。
彼は翌84年、ある映画にも主演しました。
『海燕ジョーの奇跡』
です。
ただその頃わたしは、
日本映画を見る習慣がなかったのでスルーしてしまったのですが、
それを今日、見ることができました。
https://www.youtube.com/watch?v=NXrbcFrutMY
実は、
先日の『沖縄やくざ戦争』に続き、
「なにか離島ものを!」
というわがままな希望に対し、
倉石先生がDVDを貸しくれたのでした。
主人公ジョーは、日比の「ミックス」で、
沖縄でチンピラ稼業。
弟分を殺されて逆上し、
相手側の親分を射殺、
さらには大金も盗んで、
逃避行します。
その旅は、
宮古島~与那国島(=恋人の出身地)~台湾~フィリピン
と続くのですが、
この南へ向かう旅程は、
海のロードムーヴィーという感じで、
ちょっとうっとりします。
(闇の小舟の船頭が三船敏郎だったり。)
やがて、マニラに到着。
そこには、
ジョーを可愛がっていた「組長」の昔馴染み(=原田芳雄)がいて、
彼を頼って行ったわけです。
ただしそもそもそこは、
ジョーにとって(少なくとも半ばは)「おれの国」でもあるわけです。
実際、ずいぶん前に分かれた実父は、
今もマニラにいるはずです。
この父親からのエアメールを、
ジョーは手放すことはありません。
やがてそこに、
恋人の陽子も合流し、
彼の子を妊娠していることを告げます……
マニラの街は、
かなり克明に記録されています。が、
おそらくそれは、
細部が拡大されているのであって、
マニラ全体を映しているわけではないでしょう。
それでもやっぱり、
街中の風景はおもしろいです。
一般的に言って、
ヤクザ映画やギャング映画には、
命を捨てることを「美しい」とする倫理、
家父長的な家族主義の肯定、
新興勢力(≒グローバリスト)への抵抗、
などが見いだされるようです。
ただこうして書いてみると、
これらの要素は、
ヤクザ映画の専売ではないことにすぐ気づきます。
そしてこれらの要素の中には、
なかなかの危険なものも含まれていて、
たとえば、命に対する態度などは、
そのまま戦争へと突っ走る「勇気」に転換されることもあり得るわけです。
ただそれでも、こうした倫理がウケルのは、
わたしたちの中に、
そうしたオリエンテーションが残っているからなのでしょう。
いやそんなものはまったくない、
と言い切れる人は、
むしろ少数派なんじゃないでしょうしょうか。
だって、『ゴッドファーザー』は「おもしろい」と感じてしまいますからね。
……と話しが逸れてしまいましたが、
30数年遅れで見た『海燕ジョーの奇跡』、
なかなかおもしろかったです!
2017年3月3日金曜日
Made in France
以前ここで触れたこの映画、
http://tomo-524.blogspot.jp/2016/07/made-in-france.html
気づかなかったんですが、
日本版が出てたんですね。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9-%E3%83%91%E3%83%AA%E7%88%86%E7%A0%B4%E3%83%86%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB-DVD-%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%87%E3%82%A3/dp/B01HHQJDZW/ref=sr_1_37?s=dvd&ie=UTF8&qid=1488507874&sr=1-37&keywords=%E3%83%91%E3%83%AA
http://tomo-524.blogspot.jp/2016/07/made-in-france.html
気づかなかったんですが、
日本版が出てたんですね。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A1%E3%82%A4%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9-%E3%83%91%E3%83%AA%E7%88%86%E7%A0%B4%E3%83%86%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB-DVD-%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%87%E3%82%A3/dp/B01HHQJDZW/ref=sr_1_37?s=dvd&ie=UTF8&qid=1488507874&sr=1-37&keywords=%E3%83%91%E3%83%AA
Islam requires it.
こんな記事が。
「ユダヤ人の墓は私たちが守る」
イスラム教徒の退役軍人たちが、シナゴーグの警備を申し出る
http://www.huffingtonpost.jp/2017/03/01/anti-semitic-threats_n_15102268.html
多くの人が、
Islam requires it. 「イスラムの教えに従わねばなりません」
と言っているのが、とても印象的です。
「ユダヤ人の墓は私たちが守る」
イスラム教徒の退役軍人たちが、シナゴーグの警備を申し出る
http://www.huffingtonpost.jp/2017/03/01/anti-semitic-threats_n_15102268.html
多くの人が、
Islam requires it. 「イスラムの教えに従わねばなりません」
と言っているのが、とても印象的です。
2017年3月2日木曜日
『あたらしい名前』
ジンバブエ人で、
今はアメリカに住んでいる、
1981年生まれの女性作家、ノヴァイオレット・ブラワヨ。
彼女の
『あたらしい名前』(早川書房)
は、去年の秋ごろ話題になっていましたが、
やっと読むことができました。
これは、おもしろい。
舞台は、前半はジンバブエ、後半はアメリカ。
時代は、2008年から、2011年まで。
これはつまり、
ジンバブエで選挙が行われ、
あのムガベが反対者を弾圧し、
そしてアメリカではオバマが選ばれた年から、
ビン・ラディンが殺害され、
東日本大震災が起こった年まで、
ということになります。
主人公のダーリンは、この間に、
10歳の少女から、思春期に向かいます。
というわけなので、冒頭は、
10歳の少女の一人称なので、
これは子供視点の小説?
と思うのですが、
ヒロインの成長にしたがって、
視点もまた深みを帯びてきます。
ただ、微妙なのは、
この「深み」が大人風のそれではないこと。
つまり、イデオロギー的でも、
政治的でも、達観のようでもない。
そして日常の、リアーナや、マックや、
男の子とのデートの背景に、
大きな現代史が溶岩のように流れているのです。
ちょっと探しただけで、
いい書評が2つもありました。
http://style.nikkei.com/article/DGXKZO06843800T00C16A9MY6001
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2016092500006.html
今はアメリカに住んでいる、
1981年生まれの女性作家、ノヴァイオレット・ブラワヨ。
彼女の
『あたらしい名前』(早川書房)
は、去年の秋ごろ話題になっていましたが、
やっと読むことができました。
これは、おもしろい。
舞台は、前半はジンバブエ、後半はアメリカ。
時代は、2008年から、2011年まで。
これはつまり、
ジンバブエで選挙が行われ、
あのムガベが反対者を弾圧し、
そしてアメリカではオバマが選ばれた年から、
ビン・ラディンが殺害され、
東日本大震災が起こった年まで、
ということになります。
主人公のダーリンは、この間に、
10歳の少女から、思春期に向かいます。
というわけなので、冒頭は、
10歳の少女の一人称なので、
これは子供視点の小説?
と思うのですが、
ヒロインの成長にしたがって、
視点もまた深みを帯びてきます。
ただ、微妙なのは、
この「深み」が大人風のそれではないこと。
つまり、イデオロギー的でも、
政治的でも、達観のようでもない。
そして日常の、リアーナや、マックや、
男の子とのデートの背景に、
大きな現代史が溶岩のように流れているのです。
ちょっと探しただけで、
いい書評が2つもありました。
http://style.nikkei.com/article/DGXKZO06843800T00C16A9MY6001
http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2016092500006.html
2017年3月1日水曜日
天声人語
昨日の天声人語に、
管さんの
『本は読めないものだから心配するな』(左右社)
から、
一節が引用されていました。
それは、以下の文章中の、
ボールドの部分です。
**************************************
読書とは、一種の時間の循環装置だともいえるだろう。
それは過去のために現在を投資し、
未来へと関連づけるための行為だ。
過去の痕跡をたどりその秘密をあばき、
見出された謎により変容を強いられた世界の密林に、
新たな未来の道を切り拓いてゆくための行為。
(……)
読書の戦略とはさまざまな異質な過去を、
自分だけでなく無数の人々が体験しその痕跡によってなぞってきた過去を、
どのようにこの加速の機構をつうじてひとつに合流させてゆくかということにほかならない。
そしてこの流れだけが想念に力を与え、
自分だけでなく、「われわれ」の集合体の未来を、
実際にデザインしてゆく。
***************************************
今、管さんはUCLAに滞在中です。
管さんの
『本は読めないものだから心配するな』(左右社)
から、
一節が引用されていました。
それは、以下の文章中の、
ボールドの部分です。
**************************************
読書とは、一種の時間の循環装置だともいえるだろう。
それは過去のために現在を投資し、
未来へと関連づけるための行為だ。
過去の痕跡をたどりその秘密をあばき、
見出された謎により変容を強いられた世界の密林に、
新たな未来の道を切り拓いてゆくための行為。
(……)
読書の戦略とはさまざまな異質な過去を、
自分だけでなく無数の人々が体験しその痕跡によってなぞってきた過去を、
どのようにこの加速の機構をつうじてひとつに合流させてゆくかということにほかならない。
そしてこの流れだけが想念に力を与え、
自分だけでなく、「われわれ」の集合体の未来を、
実際にデザインしてゆく。
***************************************
今、管さんはUCLAに滞在中です。
2017年2月26日日曜日
『沖縄やくざ戦争』
わたしの場合、
ほんとに幸運なことに、
同僚にはとても恵まれています。
諸先輩方はもちろん、
若手の先生たちからも、
いつもいろいろ教えてもらっています。
そして今回も、
日本の写真批評の世界では、
今や屈指の存在となっている倉石信乃さんから、
おもしろい映画を教えてもらいました。
(で、DVDも貸してもらいました!)
それが、
『沖縄やくざ戦争』 (1976)
です。
「第四次沖縄抗争」に取材したとされている、
ヤクザ映画です。
https://www.youtube.com/watch?v=KpaaqLIvKxU
舞台は、1971年、
本土復帰を目前にした沖縄です。
それまで、ヤクザの団体同士のパワーバランスは、
なんとか保たれていました。
けれどもそこに、本土から新たな巨大勢力が参入してきます。
当初は、この脅威の新参者に対し、
沖縄の諸団体は団結するのです、が、
やがて、スケールメリットを優先しようとする裏切り者も現れ……
見どころは多いのですが、
やはり注目すべきは、
中里(松方弘樹)率いる弱小の団体内に、
組長自信を含め、4人の久米島出身者がおり、
彼らにとってその事実は、明らかに、
アイデンティティーの一部を形成していることでしょう。
勢い、本土に対しる意識も、
沖縄島の人間たちとは少し違っている……。
(佐藤優は、母親が久米島出身だそうです。)
そしてこの久米島出身者の中に、
具志川(=室田日出男)がいます。
この俳優は、いつ見ても強烈な存在感がありますが、
今回も例外ではありません。
わたしは残念ながら、
彼の代表作とされる『人妻集団暴行致死事件』はずっと見逃しているんですが、
やっぱり見たいと思いました。
(DVDは絶版中で、中古の値段が高騰しているのが難点です。)
ほんとに幸運なことに、
同僚にはとても恵まれています。
諸先輩方はもちろん、
若手の先生たちからも、
いつもいろいろ教えてもらっています。
そして今回も、
日本の写真批評の世界では、
今や屈指の存在となっている倉石信乃さんから、
おもしろい映画を教えてもらいました。
(で、DVDも貸してもらいました!)
それが、
『沖縄やくざ戦争』 (1976)
です。
「第四次沖縄抗争」に取材したとされている、
ヤクザ映画です。
https://www.youtube.com/watch?v=KpaaqLIvKxU
舞台は、1971年、
本土復帰を目前にした沖縄です。
それまで、ヤクザの団体同士のパワーバランスは、
なんとか保たれていました。
けれどもそこに、本土から新たな巨大勢力が参入してきます。
当初は、この脅威の新参者に対し、
沖縄の諸団体は団結するのです、が、
やがて、スケールメリットを優先しようとする裏切り者も現れ……
見どころは多いのですが、
やはり注目すべきは、
中里(松方弘樹)率いる弱小の団体内に、
組長自信を含め、4人の久米島出身者がおり、
彼らにとってその事実は、明らかに、
アイデンティティーの一部を形成していることでしょう。
勢い、本土に対しる意識も、
沖縄島の人間たちとは少し違っている……。
(佐藤優は、母親が久米島出身だそうです。)
そしてこの久米島出身者の中に、
具志川(=室田日出男)がいます。
この俳優は、いつ見ても強烈な存在感がありますが、
今回も例外ではありません。
わたしは残念ながら、
彼の代表作とされる『人妻集団暴行致死事件』はずっと見逃しているんですが、
やっぱり見たいと思いました。
(DVDは絶版中で、中古の値段が高騰しているのが難点です。)
2017年2月23日木曜日
「ふらんす」3月号
「ふらんす」3月号、発売になりました。
で、
「映画の向こうにパリが見える」の最終回も、
時事.com に登場です。
http://www.jiji.com/jc/v4?id=hssfranse-012-17030001
最後に取り上げた映画は、『サンバ』。
第一回の『最強のふたり』、
そして『アンタッチャブルズ』にも出ていた、
オマール・シーが主演です。
https://www.youtube.com/watch?v=vdIMj9PtKrw
記事の中では触れる余裕がなかったのですが、
この映画は、
原作小説を読んでから見ると、
監督たちの意図がよりわかりやすいと思います。
小説では、
サンバが苦労してパリに着くまでに、
全体の 1/3 ほどのページが使われていて、
もう小説と映画は別物なんですが、
それでも、当然、
完全に別物というわけでもありません。
1年間やらせてもらった連載もこれで最後。
長らくお付き合いいただき、
ありがとうございました!
で、
「映画の向こうにパリが見える」の最終回も、
時事.com に登場です。
http://www.jiji.com/jc/v4?id=hssfranse-012-17030001
最後に取り上げた映画は、『サンバ』。
第一回の『最強のふたり』、
そして『アンタッチャブルズ』にも出ていた、
オマール・シーが主演です。
https://www.youtube.com/watch?v=vdIMj9PtKrw
記事の中では触れる余裕がなかったのですが、
この映画は、
原作小説を読んでから見ると、
監督たちの意図がよりわかりやすいと思います。
小説では、
サンバが苦労してパリに着くまでに、
全体の 1/3 ほどのページが使われていて、
もう小説と映画は別物なんですが、
それでも、当然、
完全に別物というわけでもありません。
1年間やらせてもらった連載もこれで最後。
長らくお付き合いいただき、
ありがとうございました!
2017年2月22日水曜日
ここで大晦日
大学の業務が一段落しました。
成績もつけたし、
入試もほぼ終わったし。
今、気分としては、
大晦日です。
で、久しぶりにカラオケへ。
とはいえ歌える日本語の歌はまったく増えていないので、
おなじみの曲ばかりですが。
ただ今回行った店には、
Five years
という Bowie の曲が入っていて、
懐かしくて歌ってみました。
https://www.youtube.com/watch?v=dE2PR14tGeE
ぼくらにはもう5年しか残っていない……
学生の頃にこれを歌い、
もう、30年以上経ちました。
いつでも、
あと5年しか残っていない、
という気持ちで生きてこられたかどうかは、
まったく心もとないのですが。
成績もつけたし、
入試もほぼ終わったし。
今、気分としては、
大晦日です。
で、久しぶりにカラオケへ。
とはいえ歌える日本語の歌はまったく増えていないので、
おなじみの曲ばかりですが。
ただ今回行った店には、
Five years
という Bowie の曲が入っていて、
懐かしくて歌ってみました。
https://www.youtube.com/watch?v=dE2PR14tGeE
ぼくらにはもう5年しか残っていない……
学生の頃にこれを歌い、
もう、30年以上経ちました。
いつでも、
あと5年しか残っていない、
という気持ちで生きてこられたかどうかは、
まったく心もとないのですが。
2017年2月21日火曜日
『PLUTO』(プルートゥ)
先日、
ある文化人類学の先生と話していて、
AI、そしてロボットの話になり、
ロボットが死の恐怖を持つか、という話になり、
その時話題になったのが、
浦沢直樹による、『アトム』の「地上最大のロボット」の翻案、
『PLUTO』(プルートゥ)
でした。
10年ほど前の作品ですが、
わたしはまだ読んでいなかったので、
さっそく読んでみました。
全8巻、「大人買い」です。
一つ一つのエピソードには、
胸打たれるものがあり、
引き込まれて読みました。
原作との比較、という読み方ではなく、
これ自体を読みました。
ここでは、死、というよりも、
憎しみ、愛、悲しみ、
とロボットの関係が見つめられています。
(悲しみとしての他者の死、とも言えるかもしれませんが。)
まだ消化しきっていませんが、
なかなか面白かったです。
(というか、マンガ界では、有名な作品のようです、
わたしが知るのが遅かっただけで。)
でも、マンガを読むのって、
文章を読むのとは、
使っている頭の部分が違うなあと、
結構強く感じました。
個人的には、文章を読むほうが楽、かな。
ある文化人類学の先生と話していて、
AI、そしてロボットの話になり、
ロボットが死の恐怖を持つか、という話になり、
その時話題になったのが、
浦沢直樹による、『アトム』の「地上最大のロボット」の翻案、
『PLUTO』(プルートゥ)
でした。
10年ほど前の作品ですが、
わたしはまだ読んでいなかったので、
さっそく読んでみました。
全8巻、「大人買い」です。
一つ一つのエピソードには、
胸打たれるものがあり、
引き込まれて読みました。
原作との比較、という読み方ではなく、
これ自体を読みました。
ここでは、死、というよりも、
憎しみ、愛、悲しみ、
とロボットの関係が見つめられています。
(悲しみとしての他者の死、とも言えるかもしれませんが。)
まだ消化しきっていませんが、
なかなか面白かったです。
(というか、マンガ界では、有名な作品のようです、
わたしが知るのが遅かっただけで。)
でも、マンガを読むのって、
文章を読むのとは、
使っている頭の部分が違うなあと、
結構強く感じました。
個人的には、文章を読むほうが楽、かな。
2017年2月19日日曜日
リバティー終了
一昨日の金曜日、
今年度のリバティー・アカデミーの授業が終了しました。
いつも言うことですが、
このリバティーの講座では、
生徒さんたちにとても恵まれ、
楽しく授業をしています。
もちろん今期も例外ではありません。
レナさんと一緒に作ったテキスト、
『全部話して!』を使い、
最後まで楽しく終えることができました。
生徒さんたちに、感謝……
で、授業の後は、恒例のポトラック、
持ち寄りランチ会です。
女性たちが多く、
集まる料理&ケーキのレベルの高さに驚かされます。
(オジサンばかりだったら、
こうはいかないでしょう。
もちろん、料理の上手なオジサンたちいるわけですが、
なかなかこういう風なポトラックにはならないでしょう。)
キャロット・ラぺから、
赤飯、五目ずし、ドイツ風サンドイッチ、
ミニ・クロワッサン、ガトー・バスク、
それにおいしいジャムや珍しいドライ・フルーツ、
フルーツやさまざまなお菓子まで。
とてもいいランチでした。
生徒さんの中の一人、
もう何年か前、
新宿の高層ビルでの(単発の)講座や、
フランス体験講座からのお付き合いである生徒さんが、
海外に(3年ほど)いらっしゃることになり、
とりあえず今回が最後となってしまいました。
(なんだかもう、生徒さんというより、
ほとんどお友達みたいな感じなんですが。
そういえば、某博物館で偶然会ったこともありました。)
どうぞお気をつけて、そして楽しんできてください!
◆
そして、
2017年度前期の講座も、
「もうすぐ受付」開始です。
https://academy.meiji.jp/course/detail/3592/
今回は、以前某国立大学で講師仲間だった、
長野さんが作られたテキストです。
よろしければ!
今年度のリバティー・アカデミーの授業が終了しました。
いつも言うことですが、
このリバティーの講座では、
生徒さんたちにとても恵まれ、
楽しく授業をしています。
もちろん今期も例外ではありません。
レナさんと一緒に作ったテキスト、
『全部話して!』を使い、
最後まで楽しく終えることができました。
生徒さんたちに、感謝……
で、授業の後は、恒例のポトラック、
持ち寄りランチ会です。
女性たちが多く、
集まる料理&ケーキのレベルの高さに驚かされます。
(オジサンばかりだったら、
こうはいかないでしょう。
もちろん、料理の上手なオジサンたちいるわけですが、
なかなかこういう風なポトラックにはならないでしょう。)
キャロット・ラぺから、
赤飯、五目ずし、ドイツ風サンドイッチ、
ミニ・クロワッサン、ガトー・バスク、
それにおいしいジャムや珍しいドライ・フルーツ、
フルーツやさまざまなお菓子まで。
とてもいいランチでした。
生徒さんの中の一人、
もう何年か前、
新宿の高層ビルでの(単発の)講座や、
フランス体験講座からのお付き合いである生徒さんが、
海外に(3年ほど)いらっしゃることになり、
とりあえず今回が最後となってしまいました。
(なんだかもう、生徒さんというより、
ほとんどお友達みたいな感じなんですが。
そういえば、某博物館で偶然会ったこともありました。)
どうぞお気をつけて、そして楽しんできてください!
◆
そして、
2017年度前期の講座も、
「もうすぐ受付」開始です。
https://academy.meiji.jp/course/detail/3592/
今回は、以前某国立大学で講師仲間だった、
長野さんが作られたテキストです。
よろしければ!
2017年2月18日土曜日
Cultural appropriation
Cultural appropriation(文化的盗用)というのは、
外国の文化を研究する人たちにとっては、
広く知られている問題です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170217-00000010-jct-soci
その視点に立てば、
ここに挙げられた写真の場合は、
見た瞬間にアウトでしょう。
外国の文化を研究する人たちにとっては、
広く知られている問題です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170217-00000010-jct-soci
その視点に立てば、
ここに挙げられた写真の場合は、
見た瞬間にアウトでしょう。
2017年2月16日木曜日
修士論文発表会
今日は、中野キャンパスで、
新領域創造専攻・ディジタルコンテンツ系の、
修士論文発表会がありました。
午後いっぱいをかけて、
合計8人の発表を聞いたのですが、
沖縄やキューバの美術を扱ったものあり、
賢治の詩における色彩論あり、
シェアリングエコノミーありで、
「ああ、若いっていいなあ!」
という感じでした。
賢治と言えば、
あの『シン・ゴジラ』で、
あの船に置かれていたのが、
『春と修羅』でしたね。
*********************************
心象のはひいろはがねから
あけびのつるはくもにからまり
のばらのやぶや腐植の湿地
いちめんのいちめんの諂曲 模様
(正午の管楽 よりもしげく
琥珀のかけらがそそぐとき)
いかりのにがさまた青さ
四月の気層のひかりの底を
唾 し はぎしりゆききする
おれはひとりの修羅なのだ
「春と修羅」
********************************
これを、
(とりわけラスト・シーンの)ゴジラの姿だというのは、
言いすぎでしょうか?
新領域創造専攻・ディジタルコンテンツ系の、
修士論文発表会がありました。
午後いっぱいをかけて、
合計8人の発表を聞いたのですが、
沖縄やキューバの美術を扱ったものあり、
賢治の詩における色彩論あり、
シェアリングエコノミーありで、
「ああ、若いっていいなあ!」
という感じでした。
賢治と言えば、
あの『シン・ゴジラ』で、
あの船に置かれていたのが、
『春と修羅』でしたね。
*********************************
心象のはひいろはがねから
あけびのつるはくもにからまり
のばらのやぶや腐植の湿地
いちめんのいちめんの
(正午の
琥珀のかけらがそそぐとき)
いかりのにがさまた青さ
四月の気層のひかりの底を
おれはひとりの修羅なのだ
「春と修羅」
********************************
これを、
(とりわけラスト・シーンの)ゴジラの姿だというのは、
言いすぎでしょうか?
2017年2月14日火曜日
『その路地をぬけて』
去年の暮れ、
母親が新詩集を刊行しました。
https://www.amazon.co.jp/%E3%81%9D%E3%81%AE%E8%B7%AF%E5%9C%B0%E3%82%92%E3%81%AC%E3%81%91%E3%81%A6-%E5%B2%A9%E9%98%AA-%E6%81%B5%E5%AD%90/dp/4783735549/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1487068612&sr=1-1
今回は、散文詩集です。
「臭気芬々とした汚泥のようなそれら堆積物を少しずつ取り出し、
辛抱強く捏ねあげ、かたちを整え、息を吹き込み、辛うじて世間に
通用する言葉というものに換えて、ふたたびこの世に旅立たせてやりたい」
装丁は弟の秀哉です。
静かで、
さびしく、
愛しく、
固い光を放つ詩集です。
2017年2月13日月曜日
2017年2月12日日曜日
2017年2月9日木曜日
Half of a Yellow Sun
今日の東京は、
最高気温が5度ほどで、
みぞれまじりの雨が降り続く一日でした。
もちろん、日本海側と比べれば、
子供だましのようなものですが。
このところ、
ふだんあまり会わない先生たちと顔を合わせる機会が多く、
そこでさまざまな雑談になるわけですが、
なかなか興味深いネタを仕込むこともでき、
ありがたいことです。
で、わたしはと言えば、
ここでも何度か触れた『アメリカーナ』の話をしてしまうのですが、
実は今、
アディーチェのもう一つの長編、
『半分のぼった黄色い太陽』
を、久しぶりに読み直しました。
うまく言えないんですが、
『アメリカーナ』を読んで以降、
アディーチェの作品に対する感じが、
わたしの中で変化してしまった気がするのです。
(こちらの変化もあるのでしょうが。)
だから、この感覚で、もう一度、
と思ったわけです。
「半分のぼった黄色い太陽」とは、
ビアフラ共和国の国旗に描かれた太陽のこと。
この小説も、
どんどん引き込まれて、
読みだしたらとまりません。
愛と、性と、脆さと、強さと、嘆きと、虚無と、希望と、ため息と、
民族主義と、新植民地主義と、合理精神と、呪術と、戦争と……。
(この500ページの本が2800円て、チョー安くない!?)
それにしても、
訳者のくぼたのぞみさんは、
つくづくいい仕事をなさっていると思うのでした。
最高気温が5度ほどで、
みぞれまじりの雨が降り続く一日でした。
もちろん、日本海側と比べれば、
子供だましのようなものですが。
このところ、
ふだんあまり会わない先生たちと顔を合わせる機会が多く、
そこでさまざまな雑談になるわけですが、
なかなか興味深いネタを仕込むこともでき、
ありがたいことです。
で、わたしはと言えば、
ここでも何度か触れた『アメリカーナ』の話をしてしまうのですが、
実は今、
アディーチェのもう一つの長編、
『半分のぼった黄色い太陽』
を、久しぶりに読み直しました。
うまく言えないんですが、
『アメリカーナ』を読んで以降、
アディーチェの作品に対する感じが、
わたしの中で変化してしまった気がするのです。
(こちらの変化もあるのでしょうが。)
だから、この感覚で、もう一度、
と思ったわけです。
「半分のぼった黄色い太陽」とは、
ビアフラ共和国の国旗に描かれた太陽のこと。
この小説も、
どんどん引き込まれて、
読みだしたらとまりません。
愛と、性と、脆さと、強さと、嘆きと、虚無と、希望と、ため息と、
民族主義と、新植民地主義と、合理精神と、呪術と、戦争と……。
(この500ページの本が2800円て、チョー安くない!?)
それにしても、
訳者のくぼたのぞみさんは、
つくづくいい仕事をなさっていると思うのでした。
2017年2月6日月曜日
ディアスポラ
ヨーロッパの国々の、
移民していった人の「%」。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-4182788/The-countries-population-moved-abroad.html?ito=social-twitter_mailonline
Bosnia and Herzegovina は43%。
突出してます。
それに引き換え、
スペインやフランスは低いですね。
移民していった人の「%」。
http://www.dailymail.co.uk/news/article-4182788/The-countries-population-moved-abroad.html?ito=social-twitter_mailonline
Bosnia and Herzegovina は43%。
突出してます。
それに引き換え、
スペインやフランスは低いですね。
シュピーゲル、物議
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170205-00000011-jij_afp-int.view-000
デア・シュピーゲルのことは、
全然くわしくないですが、
こんな表紙を試みるタイプの雑誌でしたっけ?
デア・シュピーゲルのことは、
全然くわしくないですが、
こんな表紙を試みるタイプの雑誌でしたっけ?
2017年2月5日日曜日
avec Florence
大学の
(所属している学部は違うのですが、広い意味では)
先輩同僚の、フロランス先生。
お目にかかると、
いつも映画の話で盛り上がります。
そして先日もまた、
大学の会議で会う機会があり、
昨日触れたヴィルジニー・エフィラや、
Divines の話をして、楽しかったです。
で、
新しいイベントの企画などを話し合う中で、
「このところナイジェリアのことを調べていて……」
と彼女が言うので、
すかさず『アメリカーナ』がとっても面白かったと話すと、
「あ、それ今読んでる!」
との答え。
フロランスさんの場合は、
フランス語で読んでいるわけですが、
「今、ロンドンのあたり」
なんて聞くと、
Mmm、
もう一度読みたくなってきます!
(所属している学部は違うのですが、広い意味では)
先輩同僚の、フロランス先生。
お目にかかると、
いつも映画の話で盛り上がります。
そして先日もまた、
大学の会議で会う機会があり、
昨日触れたヴィルジニー・エフィラや、
Divines の話をして、楽しかったです。
で、
新しいイベントの企画などを話し合う中で、
「このところナイジェリアのことを調べていて……」
と彼女が言うので、
すかさず『アメリカーナ』がとっても面白かったと話すと、
「あ、それ今読んでる!」
との答え。
フロランスさんの場合は、
フランス語で読んでいるわけですが、
「今、ロンドンのあたり」
なんて聞くと、
Mmm、
もう一度読みたくなってきます!
2017年2月4日土曜日
Un homme à la hauteur
ヴィルジニー・エフィラといえば、
今もっとも「いい女」がぴったりくる女優ではないかと感じています。
ただし「いい女」と言っても、
あくまで身近で、
飾らず、
あたたかく、
だから必ずしもエレガントというわけでもない「いい女」ではあります。
つまり、ドヌーヴのようなペルソナとは違います。
一方、ジャン・デュジャルダンと言えば、
コメディー的な、
にやけた雰囲気を発しながら、
顔立ち自体は完全に二枚目で、
おどけていて、
やはり身近で、
見ていてつい微笑んでしまう俳優です。
ただしもちろん、
二人とも、
スターのオーラはハンパナイです。
この二人が共演するなら、
とにかく(エンタメとしては)80点は固いだろうと思いますが、
今回のこの作品、
Un homme à la hauteur
も、
あくまでエンタメとしてですが、
80点はクリアしていたと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=_ZUCqTRXV7M
アレックスは、才能豊かな建築家。
バツイチで、もう成人した若い息子と暮らしています。
ただ彼の身長は、136cm なのです。
彼はある日、
ある美しい女性が忘れていったスマホをを手に、
<maison>と書かれた番号に電話します、
スマホ、落としませんでした?
そして持ち主の女性、
弁護士で、やはりバツイチのディアンヌは、
彼と近づいてゆきます……
ラブコメですから、
ラストはもちろん予想できるわけで、
そこまでの過程をどれだけ変化の富んだものにし、
同時に結末に説得力を与えるかが勝負です。
もちろん、主演の二人が魅力的に見えることが、
絶対条件です。
その点、この映画は、
まあうまくやったのではないでしょうか。
ジャン・デュジャルダンを小さく見せる特撮は、
どうやっているのかまったくわかりません。
(はめ込みなどを使ったようです。)
そして根本的に、
この主題に乗れるかどうかはビミョーですが、
つい最後まで見てしまうのは、
やはり俳優の魅力なんでしょうか。
今もっとも「いい女」がぴったりくる女優ではないかと感じています。
ただし「いい女」と言っても、
あくまで身近で、
飾らず、
あたたかく、
だから必ずしもエレガントというわけでもない「いい女」ではあります。
つまり、ドヌーヴのようなペルソナとは違います。
一方、ジャン・デュジャルダンと言えば、
コメディー的な、
にやけた雰囲気を発しながら、
顔立ち自体は完全に二枚目で、
おどけていて、
やはり身近で、
見ていてつい微笑んでしまう俳優です。
ただしもちろん、
二人とも、
スターのオーラはハンパナイです。
この二人が共演するなら、
とにかく(エンタメとしては)80点は固いだろうと思いますが、
今回のこの作品、
Un homme à la hauteur
も、
あくまでエンタメとしてですが、
80点はクリアしていたと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=_ZUCqTRXV7M
アレックスは、才能豊かな建築家。
バツイチで、もう成人した若い息子と暮らしています。
ただ彼の身長は、136cm なのです。
彼はある日、
ある美しい女性が忘れていったスマホをを手に、
<maison>と書かれた番号に電話します、
スマホ、落としませんでした?
そして持ち主の女性、
弁護士で、やはりバツイチのディアンヌは、
彼と近づいてゆきます……
ラブコメですから、
ラストはもちろん予想できるわけで、
そこまでの過程をどれだけ変化の富んだものにし、
同時に結末に説得力を与えるかが勝負です。
もちろん、主演の二人が魅力的に見えることが、
絶対条件です。
その点、この映画は、
まあうまくやったのではないでしょうか。
ジャン・デュジャルダンを小さく見せる特撮は、
どうやっているのかまったくわかりません。
(はめ込みなどを使ったようです。)
そして根本的に、
この主題に乗れるかどうかはビミョーですが、
つい最後まで見てしまうのは、
やはり俳優の魅力なんでしょうか。
2017年2月2日木曜日
avec Jean-Paul Nishi
昨日は、お茶の水にて、
じゃんぽ~る西さんと、
お話しする機会がありました。
https://twitter.com/JP_NISHI?lang=ja
わたしは彼のマンガのファンで、
単行本は全部持っています。
「モン・プチ」シリーズももちろん面白いですが、
「パリ三部作」は、
日本のマンガとしては唯一無二の存在でしょう。
パリを、内側から、体験を通して眺めているし、
よく読むと、場所も、
パリの様々な場所が、
その特徴とともに、
(論文風に言えば、その土地の固有性と響き合う形で)
描かれています。
で、
じゃんぽ~るさんに描いてもらったのが、これ。
じゃんぽ~る西さんと、
お話しする機会がありました。
https://twitter.com/JP_NISHI?lang=ja
わたしは彼のマンガのファンで、
単行本は全部持っています。
「モン・プチ」シリーズももちろん面白いですが、
「パリ三部作」は、
日本のマンガとしては唯一無二の存在でしょう。
パリを、内側から、体験を通して眺めているし、
よく読むと、場所も、
パリの様々な場所が、
その特徴とともに、
(論文風に言えば、その土地の固有性と響き合う形で)
描かれています。
で、
じゃんぽ~るさんに描いてもらったのが、これ。
Mmmm、似てます!
昨日の話の内容は、
3月下旬に活字になる予定です。
乞うご期待!
2017年1月31日火曜日
Alyah
3週間ほど前、
『アナーキスト』という映画を見て、
ここでも書きました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2017/01/blog-post_94.html
で、この映画の、
なんというか、問題意識の在り方が、
ちょっとそそられたわけです。
で、
同じ監督(脚本も)の、前作を見てみました。
Alyah (2012)
https://www.youtube.com/watch?v=mU5ucIgeOu0
この「アリーヤー」とは、ヘブライ語で、
「イスラエルの地への移民」
を意味しているそうです。
主人公のアレックスは、ユダヤ人。
麻薬のディーラーとして、
パリに生きていますが、
それでいいと思っているわけではありません。
(物語冒頭の売買は、シャトー・ドー駅のすぐ近く。)
また彼の兄は、いわば落伍者で、
アレックスのもとに現れては金の無心を繰り返し、
あげくは、商売物の麻薬を持ち逃げしたりもします。
そこでアレックスが考えたのが、
イスラエルへの移民です。
ユダヤ人である彼だからこそ可能なこの選択肢を、
今や具体的に考え始めるのです。
そんな時彼は、ユダヤ人ファミリーの集まりにおいて、
ジャンヌと出会い、恋に落ちます。
ジャンヌは訊きます、どうしてイスラエルへ?
「だって、誰もパリにいてって言わないから」
「……いてよ」
アレックスの心は揺れます。
テル・アヴィヴで心機一転を図るか、
パリで、麻薬を売りながら、
ジャンヌと付き合ってゆくか……
まず、いうまでもなく、「パリのユダヤ人」を描く映画です。
しかもその主人公が、犯罪者で、
それを清算するために、
イスラエル移民を考えるという、
今までにない展開です。
比較できるのは、これでしょう。
http://tomo-524.blogspot.jp/2011/02/la-petie-jerusalem.html
でもこの場合は、
反ユダヤ的活動に嫌気がさして、
イスラエルに向かうのでしたから、
今回とは意味合いがだいぶ違います。
監督は、さまざまなジャンルの要素を入れたかったと語っていて、
なるほどここでは、
犯罪映画、家族映画、恋愛映画、宗教映画、などの要素が、
混然一体となっています。
「パリ映画」を語る上では、
素通りできない作品だと思いました。
(Amazon USA では、
ヴィデオ視聴が購入できます。)
ジャンヌを演じたのは、
『黒いスーツを着た男』で、
R. ペルソナの婚約者を演じたアデル・エネル。
今回の彼女は、よかったです。
また、『アナーキスト』にも出ていた、
ギヨーム・グイも出ています。
音楽は、シェーンベルクの「浄められた夜」。
無論、「アリーヤー」が持つ意味と、
繋がっているのでしょう。
(備忘録として、これも。
http://tomo-524.blogspot.jp/2014/03/dans-la-vie.html )
『アナーキスト』という映画を見て、
ここでも書きました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2017/01/blog-post_94.html
で、この映画の、
なんというか、問題意識の在り方が、
ちょっとそそられたわけです。
で、
同じ監督(脚本も)の、前作を見てみました。
Alyah (2012)
https://www.youtube.com/watch?v=mU5ucIgeOu0
この「アリーヤー」とは、ヘブライ語で、
「イスラエルの地への移民」
を意味しているそうです。
主人公のアレックスは、ユダヤ人。
麻薬のディーラーとして、
パリに生きていますが、
それでいいと思っているわけではありません。
(物語冒頭の売買は、シャトー・ドー駅のすぐ近く。)
また彼の兄は、いわば落伍者で、
アレックスのもとに現れては金の無心を繰り返し、
あげくは、商売物の麻薬を持ち逃げしたりもします。
そこでアレックスが考えたのが、
イスラエルへの移民です。
ユダヤ人である彼だからこそ可能なこの選択肢を、
今や具体的に考え始めるのです。
そんな時彼は、ユダヤ人ファミリーの集まりにおいて、
ジャンヌと出会い、恋に落ちます。
ジャンヌは訊きます、どうしてイスラエルへ?
「だって、誰もパリにいてって言わないから」
「……いてよ」
アレックスの心は揺れます。
テル・アヴィヴで心機一転を図るか、
パリで、麻薬を売りながら、
ジャンヌと付き合ってゆくか……
まず、いうまでもなく、「パリのユダヤ人」を描く映画です。
しかもその主人公が、犯罪者で、
それを清算するために、
イスラエル移民を考えるという、
今までにない展開です。
比較できるのは、これでしょう。
http://tomo-524.blogspot.jp/2011/02/la-petie-jerusalem.html
でもこの場合は、
反ユダヤ的活動に嫌気がさして、
イスラエルに向かうのでしたから、
今回とは意味合いがだいぶ違います。
監督は、さまざまなジャンルの要素を入れたかったと語っていて、
なるほどここでは、
犯罪映画、家族映画、恋愛映画、宗教映画、などの要素が、
混然一体となっています。
「パリ映画」を語る上では、
素通りできない作品だと思いました。
(Amazon USA では、
ヴィデオ視聴が購入できます。)
ジャンヌを演じたのは、
『黒いスーツを着た男』で、
R. ペルソナの婚約者を演じたアデル・エネル。
今回の彼女は、よかったです。
また、『アナーキスト』にも出ていた、
ギヨーム・グイも出ています。
音楽は、シェーンベルクの「浄められた夜」。
無論、「アリーヤー」が持つ意味と、
繋がっているのでしょう。
(備忘録として、これも。
http://tomo-524.blogspot.jp/2014/03/dans-la-vie.html )
2017年1月30日月曜日
Divines
強烈な映画と出会いました。
Divines (2016)
です。
https://www.youtube.com/watch?v=0VKNHB7WBHA
この映画、カンヌ映画祭でもかなり話題になり、
早く見たいとずっと思っていたのですが、
やっとDVD が発売になり、見ることができました。
(映画の話をよくするフランス人の先生とも、
見た? まだ? という会話が何度かありました。
彼女は先週見たそうです。)
パリ郊外のル=ブラン=メニル。
その、ロマ人キャンプで暮らすアラブ系の少女ドゥニアと、
彼女の親友、黒人でムスリマのマイムナ。
この二人の少女の前で、
(そして彼女らを取り巻くワカモノたち、
さらにはドゥニアの母親を含む大人たちの前でも)
未来は、暗く、固く閉ざされています。
ドゥニアたちにとって、ごくわずかな、
もうそこに賭けるしかない出口は、
麻薬の密売でした。
だからこそ彼女らは、
その地区を取り仕切る女性売人レベッカに近づき、
進んで彼女の手下になります。
そして……(とここまでで1/3 くらい。)
強く烈しい、と書いて「強烈」なわけですが、
この映画はまさにそれ。
まず、主人公であるドゥニアの強さ。(そして怖れ。)
そして登場人物たちの生き方の烈しさ。
そして、その描き方の烈しさ。
なんだか、ネタバレに注意すると、
どんどんあいまいな言い方になってゆきますが……。
そして、音楽の使い方も独特でした。
DVD を再生し始めると、まずメニュー画面になるわけですが、
その時流れてきたのが、
モーツァルトのレクイエムの、ラクリモーサ(涙の日)。
(この日本語タイトルは、larme(涙) との繋がりで、覚えやすいです。)
いわゆる「郊外映画」を見るとき、
クラシック音楽が流れるとは思っていないので、
ここでまず驚かされました。
そして劇中では、
ヒップホップももちろんかかるのですが、
モツレク同様目立った曲、
それはヴィヴァルディのニシ・ドミヌスでした。
この歌曲が、映像との強いコントラストを作り出しながら、
他にはない空気を醸成していました。
YouTube を探したら、なんと、
プレイ・セットがすでに上げられていました。
https://www.youtube.com/watch?v=zOjkdMJ9miI&list=RDzOjkdMJ9miI
監督は女性です。
http://www.lemonde.fr/festival/video/2016/08/31/houda-benyamina-je-suis-une-guerriere_4990425_4415198.html
女性戦士、ですね。
そして主演は監督の妹。
二人は、モロッコ系の家庭に育ったようです。
日本で公開されるでしょうか。
ぜひして欲しいです。
Divines (2016)
です。
https://www.youtube.com/watch?v=0VKNHB7WBHA
この映画、カンヌ映画祭でもかなり話題になり、
早く見たいとずっと思っていたのですが、
やっとDVD が発売になり、見ることができました。
(映画の話をよくするフランス人の先生とも、
見た? まだ? という会話が何度かありました。
彼女は先週見たそうです。)
パリ郊外のル=ブラン=メニル。
その、ロマ人キャンプで暮らすアラブ系の少女ドゥニアと、
彼女の親友、黒人でムスリマのマイムナ。
この二人の少女の前で、
(そして彼女らを取り巻くワカモノたち、
さらにはドゥニアの母親を含む大人たちの前でも)
未来は、暗く、固く閉ざされています。
ドゥニアたちにとって、ごくわずかな、
もうそこに賭けるしかない出口は、
麻薬の密売でした。
だからこそ彼女らは、
その地区を取り仕切る女性売人レベッカに近づき、
進んで彼女の手下になります。
そして……(とここまでで1/3 くらい。)
強く烈しい、と書いて「強烈」なわけですが、
この映画はまさにそれ。
まず、主人公であるドゥニアの強さ。(そして怖れ。)
そして登場人物たちの生き方の烈しさ。
そして、その描き方の烈しさ。
なんだか、ネタバレに注意すると、
どんどんあいまいな言い方になってゆきますが……。
そして、音楽の使い方も独特でした。
DVD を再生し始めると、まずメニュー画面になるわけですが、
その時流れてきたのが、
モーツァルトのレクイエムの、ラクリモーサ(涙の日)。
(この日本語タイトルは、larme(涙) との繋がりで、覚えやすいです。)
いわゆる「郊外映画」を見るとき、
クラシック音楽が流れるとは思っていないので、
ここでまず驚かされました。
そして劇中では、
ヒップホップももちろんかかるのですが、
モツレク同様目立った曲、
それはヴィヴァルディのニシ・ドミヌスでした。
この歌曲が、映像との強いコントラストを作り出しながら、
他にはない空気を醸成していました。
YouTube を探したら、なんと、
プレイ・セットがすでに上げられていました。
https://www.youtube.com/watch?v=zOjkdMJ9miI&list=RDzOjkdMJ9miI
監督は女性です。
http://www.lemonde.fr/festival/video/2016/08/31/houda-benyamina-je-suis-une-guerriere_4990425_4415198.html
女性戦士、ですね。
そして主演は監督の妹。
二人は、モロッコ系の家庭に育ったようです。
日本で公開されるでしょうか。
ぜひして欲しいです。
2017年1月29日日曜日
ジャレッド・クシュナー
トランプの娘イバンカ、
その夫であるジャレッド・クシュナーは、
大統領上級顧問(通商・中東政策担当)に就きました。
http://jp.reuters.com/article/usa-trump-kushner-idJPKBN14T2AM
彼はユダヤ人で、
妻のイヴァンカも、
彼と結婚するためなのでしょう、
ユダヤ教に改宗したと言います。
ユダヤ人・ジャレッド・クシュナーが、中東を担当する。
しかもワシントン・ポストによれば、
クシュナー家は、在米財団を通じて、
2011~13年、ヨルダン川西岸の入植地に、
5万8500ドルを寄付したそうです。
で、イスラエルのアメリカ大使館が、
エルサレムに移転する案が出ています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201701/CK2017012302000110.html
もしこれが実現すると、
アメリカはエルサレムを、
「イスラエルの首都」と認めることになり、
これはオスロ合意を無視することになるので、
それはアラブ側も黙っているはずはなく、
「第3次世界大戦」の危機が、
とも言われるわけですね。
ユダヤ関連では、
しょーもない陰謀説がしばしば語られますが、
大統領上級顧問というのは、
権力の中枢。
オバマは、イスラエルの入植活動を、
厳しく批判していました。
でも、今その活動は復活し、
このまま行けば、
イスラエルは孤立するでしょう。
トランプのアメリカもまた、孤立するでしょう。
でも彼らは、それで構わないと思っているのでしょう。
(で、モンロー主義だと言われるわけですね。)
心配ですね。
その夫であるジャレッド・クシュナーは、
大統領上級顧問(通商・中東政策担当)に就きました。
http://jp.reuters.com/article/usa-trump-kushner-idJPKBN14T2AM
彼はユダヤ人で、
妻のイヴァンカも、
彼と結婚するためなのでしょう、
ユダヤ教に改宗したと言います。
ユダヤ人・ジャレッド・クシュナーが、中東を担当する。
しかもワシントン・ポストによれば、
クシュナー家は、在米財団を通じて、
2011~13年、ヨルダン川西岸の入植地に、
5万8500ドルを寄付したそうです。
で、イスラエルのアメリカ大使館が、
エルサレムに移転する案が出ています。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201701/CK2017012302000110.html
もしこれが実現すると、
アメリカはエルサレムを、
「イスラエルの首都」と認めることになり、
これはオスロ合意を無視することになるので、
それはアラブ側も黙っているはずはなく、
「第3次世界大戦」の危機が、
とも言われるわけですね。
ユダヤ関連では、
しょーもない陰謀説がしばしば語られますが、
大統領上級顧問というのは、
権力の中枢。
オバマは、イスラエルの入植活動を、
厳しく批判していました。
でも、今その活動は復活し、
このまま行けば、
イスラエルは孤立するでしょう。
トランプのアメリカもまた、孤立するでしょう。
でも彼らは、それで構わないと思っているのでしょう。
(で、モンロー主義だと言われるわけですね。)
心配ですね。
音読つき
昨日、リバティー・アカデミーの講座に出てくれている、
Yuko さんから教わったインスタ。
フランス語のお勉強です。
https://www.instagram.com/talkinfrench/
音読してくれるのがいいですね!
「あの人たち、あんなに飲んだくれる必要があるわけ?」
(そうおっしゃる気持ちはよくわかりますが、
飲まなきゃならないんでしょうね、たぶん……)
Yuko さんから教わったインスタ。
フランス語のお勉強です。
https://www.instagram.com/talkinfrench/
音読してくれるのがいいですね!
「あの人たち、あんなに飲んだくれる必要があるわけ?」
(そうおっしゃる気持ちはよくわかりますが、
飲まなきゃならないんでしょうね、たぶん……)
2017年1月27日金曜日
一夫多妻
一夫多妻は、フランス語なら polygamie で、
英語なら polygamy で、
まあほとんど同じです。
フランスの場合、アフリカ系の移民の中には、
この制度を保っている人たちがいるようです。
(決して多くはないようですが。)
で、
今週はよく見ているMFFF でも、
これを扱った作品があります。
『ママたち』
です。
http://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/movie?movie=40463
この作品を含めて、
短編はみんな無料で自由に見られます。
ここまでに、5,6本見ましたが、
みんな工夫がありました。
短編も、たまにはいいですね。
英語なら polygamy で、
まあほとんど同じです。
フランスの場合、アフリカ系の移民の中には、
この制度を保っている人たちがいるようです。
(決して多くはないようですが。)
で、
今週はよく見ているMFFF でも、
これを扱った作品があります。
『ママたち』
です。
http://www.myfrenchfilmfestival.com/ja/movie?movie=40463
この作品を含めて、
短編はみんな無料で自由に見られます。
ここまでに、5,6本見ましたが、
みんな工夫がありました。
短編も、たまにはいいですね。
2017年1月26日木曜日
『サマー・フィーリング』
MFFFからまた一本。
ポスターには、
(申し訳ないけれど)
まったく興味を感じなかった、
『サマー・フィーリング』(Ce sentiment de l'été)
を見てみました。
結論から言うなら、とてもいい映画でした。
(もっといい日本語タイトル、あるはずだと思います。
単純に、『夏の思い』でも、これよりマシでは?)
https://www.youtube.com/watch?v=3N23H7Q-Img
<以下、ラストまでのあらすじです。
ただし、表面的には、「ドラマ」はほとんど起きないのです。>
最初の舞台はベルリン。
アメリカ人で翻訳家のロレンスは、
フランス人でアーティストのサシャと暮らしています。
が、ある日、何の前触れもなく、サシャが急死。
フランスから駆け付けたのは、サシャの両親、姉のゾエとその夫。
彼らはロレンスに、
二人で使っていたものは、全部君のものだ、サシャの貯金も、
と言います。
そして舞台は、観光地として名高いアヌシー湖に。
両親は、この湖畔に住んでいるのです。
ゾエは子供と、この美しい場所に、遊びに来ています。
そしてパリ。
ゾエと夫との間には、かわいい男の子がいます。
夫婦は別居中なんですが、
けっしてとげとげしい関係ではありません。
夫と子供が住んでいるのは、
レピュブリック広場の近く。
フォーブール=デュ=タンプル通りから少し入った
(13年のテロで襲われたピザ屋さんの隣の)建物です。
ゾエはと言えば、ナシオン広場近くの安ホテルで、
住み込みで働いています。
その後、一年ほどたち、また夏が来て、
ロレンスがパリにやってきます。
彼はゾエに、サシャの面影を見ます。
次の舞台は、さらに一年後、夏のニューヨーク。
ロレンスは、時に姉が経営するアンティーク・ショップを手伝いながら、
なんとか笑顔で暮らしています。
そんなころ、夫と別れたゾエがニューヨークに。
テネシーの友人を訪ねる途中に立ち寄ったのです。
一方ロレンスは、
姉の店で働く移民の女性と仲良くなり、
その関係を深めてゆきます……
前回見た『モカ色のクルマ』に少し似て、
全編を「不在」が覆っています。
そして抒情的で、静謐で、
かといって重すぎない、
見ていていい感じがする映画でした。
景色もきれいだし。
印象に残ったのは、ゾエを演じたジュディット・シュムラ。
「ジュディット」(=「ユダヤ人女性」)という名前ですから、
おそらくはユダヤ人なのでしょう。
そうそう、以前この映画でも、
ユダヤ人3姉妹の次女を演じていました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2016/10/rendez-vous-atlit.html
父親がチュニジア系フランス人で、
母親はヨーロッパ系フランス人のようです。
構図は大きくて、描写は繊細。
女性監督の作品に多く感じられる、
細やかな表現に、驚かされたり。
Mikhael Hers監督は1975年生まれですから、
今後の作品が楽しみです。
ポスターには、
(申し訳ないけれど)
まったく興味を感じなかった、
『サマー・フィーリング』(Ce sentiment de l'été)
を見てみました。
結論から言うなら、とてもいい映画でした。
(もっといい日本語タイトル、あるはずだと思います。
単純に、『夏の思い』でも、これよりマシでは?)
https://www.youtube.com/watch?v=3N23H7Q-Img
<以下、ラストまでのあらすじです。
ただし、表面的には、「ドラマ」はほとんど起きないのです。>
最初の舞台はベルリン。
アメリカ人で翻訳家のロレンスは、
フランス人でアーティストのサシャと暮らしています。
が、ある日、何の前触れもなく、サシャが急死。
フランスから駆け付けたのは、サシャの両親、姉のゾエとその夫。
彼らはロレンスに、
二人で使っていたものは、全部君のものだ、サシャの貯金も、
と言います。
そして舞台は、観光地として名高いアヌシー湖に。
両親は、この湖畔に住んでいるのです。
ゾエは子供と、この美しい場所に、遊びに来ています。
そしてパリ。
ゾエと夫との間には、かわいい男の子がいます。
夫婦は別居中なんですが、
けっしてとげとげしい関係ではありません。
夫と子供が住んでいるのは、
レピュブリック広場の近く。
フォーブール=デュ=タンプル通りから少し入った
(13年のテロで襲われたピザ屋さんの隣の)建物です。
ゾエはと言えば、ナシオン広場近くの安ホテルで、
住み込みで働いています。
その後、一年ほどたち、また夏が来て、
ロレンスがパリにやってきます。
彼はゾエに、サシャの面影を見ます。
次の舞台は、さらに一年後、夏のニューヨーク。
ロレンスは、時に姉が経営するアンティーク・ショップを手伝いながら、
なんとか笑顔で暮らしています。
そんなころ、夫と別れたゾエがニューヨークに。
テネシーの友人を訪ねる途中に立ち寄ったのです。
一方ロレンスは、
姉の店で働く移民の女性と仲良くなり、
その関係を深めてゆきます……
前回見た『モカ色のクルマ』に少し似て、
全編を「不在」が覆っています。
そして抒情的で、静謐で、
かといって重すぎない、
見ていていい感じがする映画でした。
景色もきれいだし。
印象に残ったのは、ゾエを演じたジュディット・シュムラ。
「ジュディット」(=「ユダヤ人女性」)という名前ですから、
おそらくはユダヤ人なのでしょう。
そうそう、以前この映画でも、
ユダヤ人3姉妹の次女を演じていました。
http://tomo-524.blogspot.jp/2016/10/rendez-vous-atlit.html
父親がチュニジア系フランス人で、
母親はヨーロッパ系フランス人のようです。
構図は大きくて、描写は繊細。
女性監督の作品に多く感じられる、
細やかな表現に、驚かされたり。
Mikhael Hers監督は1975年生まれですから、
今後の作品が楽しみです。
登録:
投稿 (Atom)


