『アイシャ』の叔母さん役で、
抜群に目立っていたビウーナ。
とりわけその迫力のダミ声ときたら!
で彼女のことが気になっていたので、
見てみました、ビウーナ主演の作品、
Délice Paloma
です。
このタイトルは、劇中に登場するおしゃれなカフェのスペシャリテの名前ですが、
その店で彼女がスカウトした若い女性にも、パロマと名乗らせます。
舞台はアルジェ。
ビウーナが刑務所から出所する場面から始まります。
かつて悪徳弁護士としてのし上がったビウーナは、
子供時代に過ごした大ホテル、「カラカラ浴場」を買い取り、
そして甦らせようとしたんですが……
http://www.youtube.com/watch?v=jzUT5UgwkpA
まあ言ってしまえば、B級なのかもしれません。
(パリ・マッチは、アルモドヴァル監督と比較していますが。)
ビウーナが元気なので見ていられますが、
それでも2時間9分はやや長いかも。
もう少し編集できたかもしれませんし、
物語の90%以上が回想ですから、
これはちょっと安易な構成と言わざるを得ないですね。
それにしても、フランスにいるビウーナしか知らなかったので、
高層マンションの最上階から、
港町アルジェを見下ろしている彼女の姿は、印象的でした。
彼女は、アルジェの出身なんですね。