今日、思い立って六本木の森美術館、行ってきました。
「会田誠展 天才でごめんなさい」
です。
http://www.mori.art.museum/contents/aidamakoto_main/artist/index.html
これはもう、
「体験」するのが1番! と言いたくなってしまう展覧です。
特にわたしなどは、単なるファンとして美術を楽しんでいるだけなので、
これだけの「作品」をきっちり語るなんてとてもムリです。
印象に残ったものはいくつもありますが、
たとえば、「戦争画RETURNS」の中の1枚は、
藤田嗣治の「アッツ島玉砕」
あるいは「サイパン島同胞臣節を全うす」
を、「今ここに」召還しているのですが、
そのキャンパスとなっているのは、
グアム、サイパン、そしてクラブ・メッドなどの、
楽しげな旅行パンフレットたちなんです。
Mmm... そうした観光地が「英霊」たちの眠る場所であることは、
たびたび指摘されてもきましたが、
こういう塗りこめられ方をすると、
「あの時あの場所」と「今ここ」が重なり合い、
しかも意味が複雑に交換されるようで、
息をのみました。
まだしばらく開催しているので、
もう1度行ってみたいです。