2008年8月6日水曜日

タイムスリップ


今日の放送の、レナさん初のノリツッコミ、いかがでしたか? (わたしは受けました!)ちなみに、「ボケ」とか「ツッコミ」とかは、フランス語にならないそうです。そりゃあね、そういう役割分担システムそのものがないんですからね。(6月17日にもその話題あり。)
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今日の午後は、ずっと大学の図書館で過ごしました。といっても、最初そのつもりだったわけじゃないんですが。

なんだかすごく細かい話で恐縮ですが、前にも触れた大好きな詩集に、清水哲男の『東京』というのがありまして、その中に、「連作・東京」と書かれているものが含まれています。が、実は連作すべてが本に収められているわけではないんです。で、残りのものを読みたいと思って、図書館に行ってみると……

幸運なことに、その連作が載った「現代詩手帖」の1978~80のバックナンバーは、わが理工学部の図書館の倉庫で待っていてくれました。(まあ実際は、御茶ノ水の図書館の倉庫が一杯で、こちらに回ってきているようです。)で、倉庫から出してもらい、机に積み上げ、「連作・東京」を探し始めたのですが……

なんとまあ、ちょっと読んでみたくなる記事の多いこと! もう途中からは、探し物のことはすっかり忘れ、こっちの作品、あっちの対談と、目に付くページをめくっていたら……、あっという間に夕暮れに。

わたしはどちらかいうと、「今」のものに惹かれるほうなのですが、今日ばかりは、どっぷり30年前の世界に浸りきりました。なんだか、顔を知っている詩人たちが若くて、へんな感じ。プチ・タイムスリップ感満点でした。

で、帰り道には本屋で、これは何年ぶりかで、月刊「プレイボーイ」を購入。今月号の特集は、「詩は世界を裸にする」。あのプレイボーイが、なんと「詩」の特集です。これって、もしかして「詩」が「来る」ってことなんでしょうか??

さっきパラパラめくっていたら、今日浸っていた「現代詩手帖」の生みの親、小田久郎氏のインタヴューが出ていました。なんだかフシギな巡り合わせ。でも小田氏によると、最近「詩集」のラインナップは増えているんだそうです。そうか。じゃあ、読もう、とりあえず、「新しい詩人」シリーズから!

ちょっとお高い(780円)ですが、つまみ食いとしてはおもしろいです。(おなじみの nude グラビアもあります。ランボーやボルヘスと同居!)そうそう、こちらはタダで詩を楽しめます。


ぜひ!