2012年5月7日月曜日

『イラン人は面白すぎる!』


もうずいぶん前から、新書の刊行点数が増えていますね。
一時のブームは去ったのかもしれませんが、
それでも相当な点数が出ているし、
内容の濃い、ハードカバーにまったく引けを取らないものあります。

『イラン人は面白すぎる!』(光文社新書)は、
在日イラン人でお笑い芸人のエマミ・シュン・サラミさんが書いたものです。
これはまあ、芸人さんが書いただけあってごく軽いノリなので、
2, 3 時間で読めてしまうタイプの新書ではあるんですが、
コーヒーでも飲みながらおしゃべりを聞いているような、
気楽な面白さがあります。

たとえば、ラマダンの時期、
イランのテレビではグルメ番組が一切放映されず、
ドラマや映画の食事の場面さえカット、
極めつけは、あの「アンパンパン」が放映される時は、
アンパンパンの顔にモザイクがかかる(!)とか。

完全にコネタですが、やはり新鮮です。